F.F.F.  ~fans make the fantastic fields~

日本球界をファンが作る。
そんな素晴らしい世界の魁になりたい。

●野球全日本「金」逃す・・・。(オリンピック:対オーストラリア戦)

2004-08-24 20:39:00 | コラム

遠かったね・・・1点が
本当に惜しい試合でした。

色々思うところはあります
打線に関しても
もちろん采配に関しても

この試合に対して
言いたいことがある人は
たくさんいるでしょう。

失望と落胆と怒り
それを感じている人は
ボクも含めて
多いはずです。

でもね、終わった後ならなんでも言える
同じ事やって成功してたら
それは賞賛されるべき事だったり
褒め称えられるべき事でも
負けた後には非難の的になる

世の中そんなもんです。

全日本の選手の中に
一人でも手抜きをした人がいるなら
非難してもいい。

オリンピックという舞台で
予選も通過できないような失態を
みせてしまったのであれば
バッシングもやむを得ない。

でもそうじゃないから
彼等が逃したのは「金」
1番になれなかったとそれだけのこと

解説の星野さんが言ってたけど
野球は強いからって勝てるモノじゃない。
だから甲子園では番狂わせが起こって
人々の感動を呼ぶことがあり。
プロ野球でも
有名選手をそろえたところで
優勝できるというわけではなく
僕らは楽しむことが出来る。

これが野球
日本にとってはいい形ではなかったけれど
これこそが野球という試合を
僕は見ることが出来たという気がします。

まだ3位決定戦が残っています。
ここで勝っても、もしや負けても
ボクは選手を最大限に褒めたい。
そして評価したいと思っています。

そしてこの3位決定戦を
心ゆくまで自由に
そしてのびのびと戦って欲しい。

金メダルを取らなければならないと
ある意味無茶な命題を背負って
重い体で戦っていた選手達も
その重荷から解き放たれ
こんどは心ゆくまで
オリンピックの風と空気を
楽しむことが出来るはずです。

ぼくはこのオリンピックで
野球の本当の素晴らしさと
その楽しさを心から感じることが出来た。

負けた試合も
かつて無い興奮と緊張感を
味わうことが出来た。

悔しさも切なさも
スポーツを楽しくしている
大切な要素の一つであると
再認識させられた。

みなさんも
どうか彼に拍手をして欲しい。
どうか非難と中傷で彼等を迎えないで欲しい。

彼等は日の丸に値する
素晴らしい活躍をした。
そして、間違いなく日本野球というモノを
世界に知らしめることが出来た。

3位決定戦を前に
総括をするのもどうかと思いますが
たぶん非難の嵐が吹き荒れるだろう事を予想して
こう言う文章を書きました。

最後に今回の試合の
敗因を書きます。

敗因は一つ
オーストラリアが強かった。
それだけです。

オーストラリアの選手にも
最大級の賛辞と
拍手の嵐を捧げたい。

日本選手3位決定戦もガンバッテ下さい。
そしてオーストラリア、優勝しろよ!










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●わからないので聞きました(東京地方労働委員会及び連合・全労連)

2004-08-24 15:41:31 | コラム

選手会は労組か?
先日の12球団の話し合いで
瀬戸山さんがおっしゃった
「選手会を労組と認めていない」
という発言を受けて
ちっとも詳しくないボクは
専門家に聞いてみることにしました。

で、その結果。


まず東京都地方労働委員会
の見解。

ちなみにこの
東京都地方労働委員会とは
1985年に選手会が労組として認定されたおり
労組としての資格審査を行い
承認を与えた組織です。


1,選手会は労組か?

話によると労組の認定というのは
労働争議が起こったり
労組であるという確定が必要なとき
その都度行われる物だそうです。
ですから「労組として認めない」的発言が
不適切だとは言いきれないと言うこと。
らしいですね。


2,審査に通らないことはあるのか?

じゃあ、一度審査をパスした選手会が
再度の審査に通らないことはあるのか?
ときいたところ、可能性としてはある。
ということでした。

しかし、実際問題ほぼ無いそうです。

一度通った審査に通らないような事例は
たとえば、人数が一人になっているとか
看板は一緒で中身は全然ちがうモノになっているとか
団体として根本的な問題に関わることが主流で
担当の方も、そういう事例は
ほとんど無いとおっしゃっていました。


3,選手は労働者か?

これについては詳しい言及は避けられました
しかし、こう言うことをおっしゃいました。
「それは1985年段階で審査を通っていて
その時と選手のあり方そのものは変わっていない
しかしその状況で審査を通っています。」
つまり、そのことは問題にはならない
ということでしょう。

1985年の段階で審査を通ったとき
労働委員会としては
選手を個人事業主として見なしてはおらず
現状としてもその有り様はかわっていない。

というようなご回答でした。


次は連合さん

連合さんとしては
1985年に労組として認められている以上
選手会を労組として間違いなく認識していると言うこと
そしてこれからも支援していくと言うこと
その二点について強くおっしゃっていました。


そして全労連さん

全労連さんは、選手会を労組として
認めていることを言及した上で
先の瀬戸山氏の発言は
不当ではなく「不法」であるとおっしゃておりました。

全労連さんの見解では
労組というのは手続き上はいろいろあっても
基本的には労働者が自主的に起こす組織で
経営者の方で認めないなどと言うこと自体間違っている
ということでした。

そして今回の出来事全般について
選手会を支援していき
経営者達の行為に抗議されていると言うことでした。


・・・以上が電話取材の結果です。
もちろん連合さんと全労連さんは
「労働組合」の組織ですから
選手会よりの寄りの発言をなさるという認識はあります。

全くの中立的意見ではないでしょう。

しかしながら
その反発の度合いをみるにつけ
瀬戸山氏の発言がいかに常識はずれで
そしてまた、選手をバカにしたモノかが
かんじられます。

さらに中立であろう地方労働委員会も
選手会を労組ではないと言及する発言には
やはり懐疑的でいらっしゃるようで
再度申請が行われても
選手会が審査を通らないことはなさそうだ
というニュアンスでご回答いただきました。
(個別事例ですので、直接的な表現はなされていませんが)

取りあえず、わからないことがわかって
胸のつかえはおりた気がします。

私も選手会は労組であると
もう一度その見解を確認し
支持していこうと思います。

みなさんはどうですか?










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