ジャズ喫茶「木馬」にて購入したものです。
店主が言うことにゃ「音が良い」。つまり、自分向けではないかと
当然、購入しました。
ボブ クーパーの 深々としたサックスの音色・・・今夜は美味しい酒もあるし、
このディスクの特徴は Direct - To - Disk
アナログ録音は録音時にミキサーで調整し、マザーテープに録音します。
そのマザーテープを元に、カッティングマシンで原盤(マザー盤)を作り、それを元にプレスしてLPレコードを量産します。
マザー盤は摩耗します。摩耗したら、マザーテープを元にマザー盤を作ります。最初のプレスを第1版と呼ぶようです。
考えてみたら、絵画の版画も同じ。木版画なら減る。最初に刷った第1刷が一番鮮明なのだと思います。
マザーテープを使うのは汎用性が高く便利なのですが、テープヒス(テープ固有の暗雑音)は避けられない。
では、どうすれば良いか。ミキサー調整後、直接、カッティングマシーンで原盤を作るのです。
演奏者もミキサーもカッティングマシン技術者も失敗が許されない。三者が緊張状態にあるのです。それがよく働くか、逆に働くかは別です。
失敗を恐れて、サブ用にテープ録音もされるのだとか・・・
いずれにしても、原盤は消耗品。従って、プレスされるLPレコードの枚数は制限がある。貴重品であることは違いありません。
自分も国産盤は何枚か持っています。輸入盤は初めてです。
日本でも一時よく作られていました。オーディオフリークの中では高値?で取引されているかどうか知りません。
なお、輸入盤と国内盤は音が違うと言われます。マザーテープからダビングした時点で音質劣化はあるでしょう。