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版画  「E.A. A/P」 とは

版画は印刷される枚数が決められています。
「23/100」と表記されていれば、制作された枚数は100枚です。
今流のデジタル版画は何枚刷っても、劣化しませんが、木版画、シルクスクリーン・・
は刷っているうちに元版が劣化します。エッチングは材質上劣化は少ないかも・・・
よって、刷る枚数は限定されるのです。有名絵画の場合、版が何枚も作り直される。何版によって価値が異なるようです。
「版を作る職人の技」がものを言う。日本の浮世絵は木版画。何枚もの版を重ねた多色刷り。その技術は失われつつあると言う話を聞いたことがあります。
「23」は23番目に刷られたと言う意味ではありません。単なる番号です。
「1」の質が「100」の質より良いはありません。よって、貴重さと言う意味では、分母の数が少ない方があると言うことになります。
それ以外にE.A. A/P のナンバー外があります。作家保存用です。
E.A.はフランス語の「Epreuve d’artiste」の略。A/Pは英語の「Artist Proof」の略です。どちらも同じ意味で、版画によってE.A.かA/Pのどちらかが使われます。
作家保存用と書きましたが、版画を作った版元にもあり得るようです。
どちらも、市場流通を前提としたものではありませんが、流通しているものもあります。中身の質はNo.付きと全く同じものです。
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