上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

つくばりんりんロード続編

2008-06-15 23:02:04 | テツ

 貴重な梅雨の晴れ間、昨秋半分だけ走ったつくばりんりんロードの残りを走ってみた。
 ガソリン高騰のせいか高速は空いていて、家から1時間ほどで常磐道谷和原で降り、12時半頃、下妻の道の駅でチャリを組んで走り始める。まずは旧筑波駅に向かう。真夏のような日差しなのでたっぷり日焼け止めを塗りたくったが、風が涼しくて過ごしやすい。麦畑の向こうに筑波山。


 県道131号で小貝川を渡り、132号に分岐、洞下宿に少し遠回りして、旧筑波駅着。洞下は「ほらげ」と読み、谷田部と栃木の茂木を結ぶ細川街道の宿場なのだそうだ。この地域独特の上階の背が妙に高い二階屋と大きな門構えの屋敷が連なっている。宿場町以外にも、下妻~筑波の沿道には、ガソリンスタンドの跡やタバコ屋など、いい感じに枯れた建物が目白押しだった。せっかくマミヤ6をザックに入れていたのに、ろくに撮らずにいたのがもったいない。


 昨秋パンク修理をした場所で写真を撮ってりんりんロードを走り始めた。ほどなく県道41号に合流し、サイクリングロードは普通の歩道になる。2kmほどで県道から分岐。案内がしっかりしていて迷うことはなかった。


 桜川市の管理区間になり、つくば市内のようにカラフルな柵はない。が、突如、暇つぶしのようなアップダウンやS字カーブが出現。







 この辺りは筑波颪とでもいえそうな横風が激しくて、こういう余興ははっきり言ってウザいが、通りかかるママチャリもレーサーもみな律儀にくねくねS字を通過している様はなんだかおかしかった。


 筑波以南と同様、駅のあったところにはホームが残っていてそれとわかる。常陸桃山駅と思われる場所には、踏切の跡も見受けられた。


 真壁に到着。街並みを散策しようした矢先、もと駅前で小さなチャリに乗ったちびっこ3人と歓談。腕時計形の玩具が発するバイクとかサイレンの音を披露してもらった。これから町内のパトロールなのだそうだ。


 こちらも町内を散策。歴史ある建物がかなり残っていてよい風情。風情がありすぎて茶店のひとつも見あたらず、早々に真壁を後に。再びりんりんロードをしばらく行くと、サイクリングロード側に看板を出した喫茶店があったが満員で、結局その少し先のコンビニで休憩した。もう16時。絶え間ない横風にくたびれ、休憩ばかりで今日はなかなか進まない。が、ペースを上げて岩瀬を目指す。にわかに雲が出てきて涼しくなる。


(東飯田駅跡)


 田んぼの中を黙々と走り、雨引駅を過ぎて北関東道をくぐると遠くに水戸線とおぼしき跨線橋が見えた。両側に木立が迫ってきたのがにわかに開けて、ようやく岩瀬駅に到着。


 もう17時近く。ここから車までは25kmほどか。夏至の頃なのに、曇り空で薄暗くうかうかしてられない感じ。岩瀬駅正面を拝むこともなくそそくさと帰途に。大和を通って県道343号、148号、131号と、軽いアップダウンの道を粛々と走って戻ったのだが、道の駅まであと数分のところで雨が降り出して少し濡れてしまったのだった。残念。


 本日の走行距離は60km弱で、またしてもかみさんに詐欺師呼ばわりされつつ、道の駅で晩飯を食って帰途に着いた。やっぱり高速は空いていて1時間半ほどで帰ってこられた。中央環状はほんとに便利。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 写真展08/05/28 | トップ | 写真展080615 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

テツ」カテゴリの最新記事