祭司の任職
(レビ8:30)
「それから,
モーセはそそぎの油と,
祭壇の上の血を取り,
それをアロンとその装束,
彼とともにいるその子らと
その装束の上に振りかけて,
アロンとその装束,
彼とともにいるその子らと
その装束を聖別した。」
ヘブル人への手紙は,
キリストを「大祭司」と呼びます。
祭儀的視点から,
キリストによる新しい契約の卓越性を
論じています。
(ヘブ9:11‐12,15,
参照同2:17‐18,4:14‐16)
このキリストこそ,
神が人間をご自身に
近付けるために立てられます。
新しい契約における
「唯一,まことの大祭司」である。
(ヘブ7:11‐28,8:6,9:15,
参照ヨハ14:6,エペ3:12)
○
祭司の聖別
祭司長の長の職と働きはキリストの型です。
私たちが神に近づく唯一の方法は
贖いの血です。
(レビ10:1,2)
私たちの祈りは
キリストの贖いの業によってなされます。
十字架から復活,昇天し,
聖霊がくだり,
祈りはかなえられます。
神に受け入れられた我々もまた
キリストによって祭司になります。
○
(ヘブル9:11-15)
「 しかしキリストは,
すでに成就したすばらしい事がらの
大祭司として来られ,
手で造った物でない,
言い替えれば,この造られた物とは違った,
さらに偉大な,さらに完全な幕屋を通り,
また,やぎと子牛との血によってではなく,
ご自分の血によって,
ただ一度,まことの聖所にはいり,
永遠の贖いを成し遂げられたのです。
もし,やぎと雄牛の血,
また雌牛の灰を汚れた人々に注ぎかけると,
それが聖めの働きをして
肉体をきよいものにするとすれば,
まして,キリストが傷のないご自身を,
とこしえの御霊によって
神におささげになったその血は,
どんなにか私たちの良心を
きよめて死んだ行ないから離れさせ,
生ける神に仕える者とすることでしょう。
こういうわけで,
キリストは新しい契約の仲介者です。
それは,
初めの契約のときの違反を
贖うための死が実現したので,
召された者たちが永遠の資産の約束を
受けることができるためなのです。

☆彡
(レビ8:1-9)
ついで主はモーセに告げて仰せられた。
「アロンと彼とともにいるその子らを連れ,
装束,そそぎの油,
罪のためのいけにえの雄牛,
二頭の雄羊,
種を入れないパンのかごを持って来,
また全会衆を
会見の天幕の入口の所に集めよ。」
そこで,
モーセは主が命じられたとおりにした。
会衆は会見の天幕の入口の所に集まった。
それで,モーセは会衆に言った。
「これは主が,
するように命じられたことである。」
それから,
モーセはアロンとその子らを近づかせ,
水で彼らを洗った。
そして,モーセはアロンに長服を着せ,
飾り帯を締めさせ,
その上に青服をまとわせ,
さらにその上にエポデを着けさせた。
すなわち,エポデを帯で締め,
あや織りのエポデをその上に着けさせた。
次に,モーセは彼に胸当てを着けさせ,
その胸当てにウリムとトンミムを入れた。
また,彼の頭にかぶり物をかぶらせ,
さらにそのかぶり物の前面に,
金の札すなわち聖別の記章をつけさせた。
主がモーセに命じられたとおりである。
2021-08-01