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朝の光(聖書の言葉)

ピリピの信徒への手紙  解説 1  通勤電車でどうぞ。2016-06-19

ピリピの信徒への手紙


パウロは,獄中で,

手紙をピリピの教会に送ります。



パウロは獄中において,

喜びに満たされて,

手紙を書きました。


「喜びの手紙」と呼ばれています。




ピリピ1章


豊かな愛


(ピリピ1:9-11)


「私は祈っています。

あなたがたの愛が

真の知識と

あらゆる識別力によって,

いよいよ豊かになり,

あなたがたが,

真にすぐれたものを

見分けることが

できるようになりますように。

またあなたがたが,

キリストの日には

純真で非難されるところがなく,

イエス・キリストによって

与えられる

義の実に満たされている者となり,

神の御栄えと誉れが

現わされますように。」


パウロは,愛について宣べています。


多くの人が,

愛が大切なことを認めています。


どのような愛が,聖書の教えでしょうか。


パウロは,真の知識と識別力による

愛を示めしています。










キリストにある死


(ピリピ1:21)


「私にとっては,

生きることはキリスト,

死ぬこともまた益です。」


イエス・キリストを信じる者は,

信じたとき永遠の命を受け,

死ぬ時もキリストと共にあり,

イエスの再臨のとき復活し,

新しいからだを受けます。


☆彡


(ピリピ1:21-23)

「わたしにとっては,
生きることはキリストであり,
死ぬことは益である。 
しかし,
肉体において生きていることが,
わたしにとっては
実り多い働きになるのだとすれば,
わたしにはわからない。 
わたしは,
これら二つのものの間に
板ばさみになっている。
わたしの願いを言えば,
この世を去って
キリストと共にいることであり,
実は,
その方がはるかに望ましい。」





キリストのための苦しみ


(ピリピ1:29)

「あなたがたは,

キリストのために,

キリストを信じる信仰だけでなく,

キリストのための苦しみをも

賜わったのです。」




イエス・キリストは,

次のように言いました。


(マタイ10:38)

「自分の十字架を負って

わたしについて来ない者は,

わたしにふさわしい者では

ありません。」







ピリピ2章

 
 
御霊の交わり

(エペソ2:1-2)

「そこで,あなたがたに,
キリストによる勧め,
愛の励まし,御霊の交わり,
熱愛とあわれみとが,
いくらかでもあるなら, 
どうか同じ思いとなり,
同じ愛の心を持ち,
心を合わせ,
一つ思いになって,
わたしの喜びを満たしてほしい。」
 

信じるわたしたちには,

聖霊が降ります。
 

聖霊によって,

神とまた信じる人々と

交わることができます。





受肉 十字架 高く上がる


キリストの従順と十字架の死



(ピリピ2:6-11)

「キリストは,

神の御姿であられる方なのに,

神のあり方を捨てることが

できないとは考えないで,

ご自分を無にして,

仕える者の姿をとり,

人間と同じようになられたのです。

キリストは

人としての性質をもって現われ,

自分を卑しくし,

死にまで従い,

実に十字架の死にまでも

従われたのです。

それゆえ,

神は,キリストを高く上げて,

すべての名にまさる名を

お与えになりました。

それは,

イエスの御名によって,

天にあるもの,

地にあるもの,

地の下にあるもののすべてが,

ひざをかがめ,

すべての口が,

『イエス・キリストは主である。』

と告白して,

父なる神が

ほめたたえられるためです。」


この箇所は,

「キリスト賛歌」

とよばれています。


「キリスト」は,

ユダヤ人が長い間

待ち望んでいた,

救い主であり,王です。


そして,

神の支配を現実になさる,

全世界の王です。


イエス・キリストの

受肉,生涯,十字架,

復活,高挙は,

教理的に大変大切で,

重要な箇所です。


(初代教会の賛美歌であったと

考える学者がいます)






(ピリピ2:11)

「イエス・キリストは主である。」 


パウロの信仰宣言です。


(ローマ10:9口語訳)

「すなわち,自分の口で,
イエスは主であると告白し,
自分の心で,
神が死人の中からイエスを
よみがえらせたと信じるなら,
あなたは救われる。」


「主」(ギリシャ語でキュリオ)

とは,

旧約聖書で神にのみ使われます。


ヘブル語「ヤーウエー」

の訳語です。




喜びなさい


(ピリピ2:18)

「あなたがたも喜びなさい。

わたしと共に喜びなさい。」 


パウロは獄中にいましたが,

喜んでいました。


そして,

私たちに

「喜びなさい」といいます。








3章


信仰による義


(ピリピ3:9)


「キリストの中にある者と

認められ,

律法による自分の義ではなくて,

キリストを信じる信仰による義,

すなわち,信仰に基づいて,

神から与えられる

義を持つことができる,

という望みがあるからです。」


パウロの義認(信仰義認)

の確信の教えです。



(ローマ3:9b)

 フランシスコ会訳

「キリストを信じることによって,

つまり,その信仰のゆえに,

神によって

正しいとされる

ことによるのです。」







復活の力を知る
 
(ピリピ3:10,11)

「すなわち,
キリストとその復活の力とを知り,
その苦難にあずかって,
その死のさまとひとしくなり, 
なんとかして死人のうちからの
復活に達したいのである。」
 

イエス・キリストを

信じることによって,

復活のイエス・キリストと

一つとなります。





目標


(ピリピ3:13,14)


「兄弟たちよ。

私は,自分はすでに捕えたなどと

考えてはいません。

ただ,この一事に励んでいます。

すなわち,うしろのものを忘れ,

ひたむきに

前のものに向かって進み,

キリスト・イエスにおいて

上に召してくださる

神の栄冠を得るために,

目標を目ざして

一心に走っているのです。」


上への召しとは,

主の再臨のときのことです。

このとき,

イエス・キリストを信じる者は

「神の栄冠」

を得ることが出来るのです。










再臨  栄光のからだ


(ピリピ3:20,21)


「わたしたちの国籍は天にある。
そこから,救主,
主イエス・キリストの
こられるのを,
わたしたちは待ち望んでいる。 
彼は,万物をご自身に
従わせうる力の働きによって,
わたしたちの卑しいからだを,
ご自身の栄光のからだと
同じかたちに
変えて下さるであろう。」



イエス・キリストは,

もう一度来られます。(再臨)

そのとき,私たちのからだは

イエス・キリストと同じ

「栄光のからだ」に変えられます。







4章


喜び


(ピリピ4:4-7)


「いつも主にあって喜びなさい。

もう一度言います。

喜びなさい。

あなたがたの寛容な心を,

すべての人に知らせなさい。

主は近いのです。

何も思い煩わないで,

あらゆるばあいに,

感謝をもってささげる

祈りと願いによって,

あなたがたの願い事を

神に知っていただきなさい。

そうすれば,

人のすべての考えにまさる

神の平安が,

あなたがたの心と思いを

キリスト・イエスにあって

守ってくれます。」





パウロは獄中にいましたが,

ピリピの教会の信徒には

「喜びなさい」と言います。










満足


(ピリピ4:11-14)

「乏しいから

こう言うのではありません。

私は,どんな境遇にあっても

満ち足りることを学びました。

私は,

貧しさの中にいる道も知っており,

豊かさの中にいる道も

知っています。

また,

飽くことにも飢えることにも,

富むことにも乏しいことにも,

あらゆる境遇に対処する

秘訣を心得ています。

私は,

私を強くしてくださる方によって,

どんなことでもできるのです。

それにしても,あなたがたは,

よく私と困難を

分け合ってくれました。」


パウロは,

貧しさと富む道を知っていました。


それは,イエス・キリストが,

わたしたちを

強くしてくださるからです。





















2016-06-19


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