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朝の光(聖書の言葉)

ヨエル書 解説 3  2018.11.28 

ヨエル書 解説

 

 口語訳聖書 引用






ヨエル書は,

南ユダのヨシヤ王の時代の

預言です。


いなごの災害は,

神のさばきを預言しています。


聖霊の降る

ペンテコステの日の預言,

終末の主の日の預言があります。




ヨエル書1章


いなごによる荒廃

(ヨエル1:4)


「かみ食らう

いなごの残したものは,

群がるいなごがこれを食い,

群がるいなごの残したものは,

とびいなごがこれを食い,

とびいなごの残したものは,

滅ぼすいなごがこれを食った。」

 

(ヨエル1:15)

「ああ,

その日はわざわいだ。

主の日は近く,

全能者からの滅びのように

来るからである。」

 

ヨエル書は,

預言者ヨエルに啓示された預言を

記したものです。

 

ヨエルは,紀元前九世紀,

南王国ユダのヨアシュ王の

治世下で,活躍した預言者

といわれれています。

 

この時代の南王国ユダ,

また北王国イスラエルは,

ひどく堕落し始めていました。

 

ヨエルは,

神の裁きが近づいていることを,

民に預言しています。

 

(ヨエル1:14)


「あなたがたは断食を聖別し,

聖会を召集し,

長老たちを集め,

国の民をことごとく

あなたがたの神,

主の家に集め,

主に向かって叫べ。」

 

ヨエルは,

人々に悔改めのために集会を

催すようにいいます。

 

 

ヨエル書2章


神のあわれみ


(ヨエル2:18)


「その時主は自分の地のために,

ねたみを起し,

その民をあわれまれた。」 


神はご自身の民を

深く愛されました。




神の祝福

(ヨエル2:21-24)


「地よ恐るな,
喜び楽しめ,
主は大いなる事を
行われたからである。
野のもろもろの獣よ,
恐るな。
荒野の牧草はもえいで,
木はその実を結び,
いちじくの木とぶどうの木とは
豊かに実る。
シオンの子らよ,
あなたがたの神,
主によって喜び楽しめ。
主はあなたがたを
義とするために
秋の雨を賜い,
またあなたがたのために
豊かに雨を降らせ,
前のように,
秋の雨と春の雨とを降らせられる。
打ち場は穀物で満ち、
石がめは
新しい酒と油とであふれる。」 


悔い改めるなら,


神の祝福があります。





聖霊降臨の預言


(ヨエル2:28,29)


「その後わたしはわが霊を,

すべての肉なる者に注ぐ。

あなたがたのむすこ,

娘は預言をし

あなたがたの老人たちは夢を見,

あなたがたの若者たちは幻を見る。

その日わたしはまた,

わが霊をしもべ,

はしために注ぐ。」

 

この預言は,

ペンテコステの日に使徒ペテロに

よって引用され

(使徒2:17-21),

されました。


聖霊降臨において成就しました。

 

旧約時代には,

聖霊すなわち神の霊は,

特殊な任務を帯びた

神の人にのみ注がれました。

 

イエス・キリストが降誕,

十字架,復活し,

ペンテコステの日に

聖霊が下ります。


そのときから,

聖霊はすべての神を信じる人々に

注がれます。


ペンテコステの日,

キリストを信じる者は様々な国の言葉で

神の大きなみわざを語りました。


これが,聖霊のバプテスマによる,

「異言」であり,「預言」でした。

 

 ○



ペテロの説教

(使徒2:16-21)


「これは

預言者ヨエルが預言していたことに

外ならないのである。

すなわち, 

『神がこう仰せになる。

終りの時には,

わたしの霊をすべての人に注ごう。

そして,

あなたがたのむすこ娘は預言をし,

若者たちは幻を見,

老人たちは夢を見るであろう。

その時には,

わたしの男女の僕たちにも,

わたしの霊を注ごう。

そして彼らも預言をするであろう。

また,上では,天に奇跡を見せ,

下では,地にしるしを,

すなわち,

血と火と立ちこめる煙とを,

見せるであろう。

主の大いなる輝かしい

日が来る前に,

日はやみに,

月は血に変るであろう。

そのとき,

主の名を呼び求める者は,

みな救われるであろう』。」

 

○ 

 

ヨエル書3章


主の再臨

 

(ヨエル3:1,2口語訳)


「見よ,

わたしが

ユダとエルサレムとの幸福を

もとに返すその日,

その時,

わたしは万国の民を集めて,

これをヨシャパテの

谷に携えくだり,

その所でわが民,

わが嗣業であるイスラエルのために

彼らをさばく。

彼らがわが民を

諸国民のうちに散らして,

わたしの地を

分かち取ったからである。」

 

バビロン捕囚後に,

ユダヤ人がエルサレムに

帰ってくることの預言であります。


神の民が終末の祝福にあずかる

預言でもあります。

 

「ヨシャパテの谷」とは,

エルサレムとオリーブ山の間にある

キデロンの谷です。

 

キリストは再臨されると,

すべての民をさばくための

「さばきの座」を,

そこに置かれます。

 

旧約の預言書では,

しばしば

バビロン捕囚前後の出来事と,

終末のキリストの再臨の出来事とを

二重に預言しています。

 


 エジプトの荒廃,ユダの救い


(ヨエル3;19,20 口語訳)


「エジプトは荒れ地となり,

エドムは荒野となる。

彼らは

その国でユダの人々をしえたげ,

罪なき者の血を流したからである。

しかし

ユダは永遠に人の住む所となり,

エルサレムは世々に保つ。

わたしは彼らに血の報復をなし,

とがある者をゆるさない。

主はシオンに住まわれる」。

 

そして,

エルサレムは天国となります。


イエスを信じる者は,

天国に招かれます。


 

「ああ,麗しきシオンの朝」

(讃美歌216番)
    
                                       
1.
ああ 麗うるわしきシオンの朝
光ぞ照り染めける
闇に迷う国々も
いざ共に祝えかし

2.
ああ 輝かがやけるシオンの朝
楽しき日にぞ来にける
イスラエルもことくにも
今こそは幸をえめ

3.
荒れし地にも花は咲き
泉いすみは湧わき溢れて
四方よもの山に響きつつ
喜びの声すなり

4.
おお 海よりも陸くがよりも
御神をたたえまつれ
道の光輝きて
あまねく世を照らせり

 



 2018-11-28


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