エルサレム帰還
(エズラ1:1-3口語訳)
「ペルシャ王クロスの元年に,
主はさきに
エレミヤの口によって伝えられた
主の言葉を成就するため,
ペルシャ王クロスの心を
感動されたので,
王は全国に布告を発し,
また詔書をもって告げて言った,
『ペルシャ王クロスは
このように言う,
天の神,主は地上の国々を
ことごとくわたしに下さって,
主の宮をユダにあるエルサレムに
建てることをわたしに命じられた。
あなたがたのうち,
その民である者は
皆その神の助けを得て,
ユダにあるエルサレムに上って行き,
イスラエルの神,主の宮を復興せよ。
彼はエルサレムにいます神である。』」
神はご自分の契約を成就させるために,
イスラエルの民を捕囚の地から
エルサレムに帰還させ
神殿を再建させます。
預言者イザヤは,
ペルシャの王クロスを
「わたしの牧者」
(イザヤ44:28),
「油注がれた者(メシヤ)」
(イザヤ45:2)と呼びました。
神はクロスを
メシヤ(キリスト)として用い,
ユダヤ人を
バビロン捕囚から救い出します。
(紀元前538年)
○
「エレミヤの口によって
伝えられた主の言葉」とは,
エレミヤ書の次の言葉です。
(エレミヤ29:10)
「主はこう言われる,
バビロンで七十年が満ちるならば,
わたしはあなたがたを顧み,
わたしの約束を果し,
あなたがたをこの所に導き帰る。」
○
「神の宮」とは,
神が預言者ナタンを通して,
ダビデに約束した神の住む「神の宮」
(2サムエル7:10-13)です。
「神の宮」は,永遠に滅びることのない
霊的な宮であり,
イエス・キリストを示すものでした。
2019-04-23