イエス・キリストを宣べる
(2コリント4:5)
「わたしたちは,
自分自身を宣べ伝えるのではなく,
主であるイエス・キリストを
宣べ伝えています。
わたしたち自身は,
イエスのために
あなたがたに仕える僕なのです。」
コリントの教会には,
パウロが使徒であることを
疑問視する者がいました。
パウロは自分が使徒であることを
弁明するために,
コリントに宛てて手紙を書きました。
コリントの教会には,「別のイエス」,
「異なった福音」(1:4)を
伝える偽使徒が出てきました。
そして,パウロを攻撃しました。
そこで,パウロはコリント教会を
正しい福音に戻すために
この手紙を書きました。
パウロは,
自分が正当な使徒であることを示すために,
誇りになることをあえて次のように書きます。
(2コリント12:2-4 新共同訳)
「わたしは,
キリストに結ばれていた一人の人を
知っていますが,
その人は十四年前,
第三の天にまで引き上げられたのです。
体のままか,
体を離れてかは知りません。
神がご存じです。
わたしはそのような人を知っています。
体のままか,
体を離れてかは知りません。
神がご存じです。
彼は楽園にまで引き上げられ,
人が口にするのを許されない,
言い表しえない言葉を耳にしたのです。」
「キリストにある一人の人」とは
パウロ自身のことのようです。
またパウロは,
自分を誇らないように肉体にとげが
あることも話しています。
(2コリント4:7)
「ところで,
わたしたちは,
このような宝を土の器に納めています。
この並外れて偉大な力が神のものであって,
わたしたちから出たものでないことが
明らかになるために。」
2015-11-13