☆
パン五つと魚二匹
(ヨハネ6:8-11)新共同訳
弟子の一人で,
シモン・ペトロの兄弟アンデレが,
イエスに言った。
「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを
持っている少年がいます。
けれども,こんなに大勢の人では,
何の役にも立たないでしょう。」
イエスは,
「人々を座らせなさい」と言われた。
そこには草がたくさん生えていた。
男たちはそこに座ったが,
その数はおよそ五千人であった。
さて,イエスはパンを取り,
感謝の祈りを唱えてから,
座っている人々に分け与えられた。
また,魚も同じようにして,
欲しいだけ分け与えられた。
イエスは子供のささげたパン5つとで
魚2匹で5千人を養います。
このあとイエスは次のように言います。
(ヨハネ6:35)新共同訳
「イエスは言われた。
『わたしが命のパンである。
わたしのもとに来る者は
決して飢えることがなく,
わたしを信じる者は
決して渇くことがない。」
命のパン
(ヨハネ6:35)
「イエスは彼らに言われた,
『わたしが命のパンである。
わたしに来る者は
決して飢えることがなく,
わたしを信じる者は
決してかわくことがない。』」
5千人に食べ物を与えた出来事に
つづいての言葉です。
ヨハネの福音書には,
聖餐式の記事がありません。
この言葉が,聖餐式に相当しています。
出エジプトのマナは,
イエス・キリストをあらわしています。
つづいて,イエスは次のように言います。
(ヨハネ6:40)
「わたしの父のみこころは,
子を見て信じる者が,
ことごとく永遠の命を
得ることなのである。
そして,わたしはその人々を
終りの日によみがえらせるであろう」。
☆彡
イエスは命のパン
(ヨハネ6:53-58)
「イエスは彼らに言われた,
『よくよく言っておく。
人の子の肉を食べず,
また,その血を飲まなければ,
あなたがたの内に命はない。
わたしの肉を食べ,
わたしの血を飲む者には,
永遠の命があり,
わたしはその人を
終りの日によみがえらせるであろう。
わたしの肉はまことの食物,
わたしの血はまことの飲み物である。
わたしの肉を食べ,
わたしの血を飲む者はわたしにおり,
わたしもまたその人におる。
生ける父がわたしをつかわされ,
また,
わたしが父によって生きているように,
わたしを食べる者も
わたしによって生きるであろう。
天から下ってきたパンは,
先祖たちが食べたが
死んでしまったようなものではない。
このパンを食べる者は,
いつまでも生きるであろう』」。
イエスの話です。
イエス・キリストの聖餐式の教えと
同じです。
信じる者は,
聖霊によって,
イエスと一体になります。
☆彡
荒野でのマナ
(ヨハネ6:31)
「わたしたちの先祖は
荒野でマナを食べました。
それは
『天よりのパンを彼らに与えて食べさせた』
と書いてあるとおりです」。
(詩編78:24)
「彼らの上にマナを降らせて食べさせ,
天の穀物を彼らに与えられた。」
○
パンを食べ,ぶどう酒を飲むことは,
イエスの肉を食べ,
血を飲むことを象徴しています。
私たちは,イエス・キリストを信じると,
聖霊が働き,永遠のいのちを受けます。
(ヨハネ6:63)
「人を生かすものは霊であって,
肉はなんの役にも立たない。
わたしがあなたがたに
話した言葉は霊であり,
また命である。」
2020-04-18