ピレモン
奴隷の解放
○
オネシモへの愛
(ピレモン1:9)
「ですから,
もしあなたが
私を親しい友と思うなら,
私を迎えるように
彼を迎えてやってください。
もし彼があなたに対して
損害をかけたか,
負債を負っているのでしたら,
その請求は私にしてください。」
パウロが,
ピレモンに奴隷の
オネシモをお願いします。
パウロはオネシモを愛して,
自分がオネシモに代わって,
負債を支払うと申し出ます。
(1:19)
これは,
イエス・キリストが
わたしたちを愛し,
贖ってくださったことを
示しています。
○
(ピレモン1:12)
「そのオネシモを,
あなたのもとに送り返します。
彼は私の心そのものです。」
「心」の原語は内臓です。
とくに慈しみと憐れみの座と
考えられていました。
深い愛情をこの言葉で
あらわしたと思います。
パウロはオネシモを
深く愛しています。
☆彡
(ピレモン1:8-12)
「私は,あなたのなすべきことを,
キリストにあって少しもはばからず
命じることができるのですが,
こういうわけですから,
むしろ愛によって,
あなたにお願いしたいと思います。
年老いて,
今はまたキリスト・イエスの
囚人となっている私パウロが,
獄中で生んだ
わが子オネシモのことを,
あなたにお願いしたいのです。
彼は,前にはあなたにとって
役に立たない者でしたが,
今は,
あなたにとっても私にとっても,
役に立つ者となっています。
そのオネシモを,
あなたのもとに送り返します。
彼は私の心そのものです。」
○
ピレモンを愛する兄弟として
(ピレモン1:15-19)
「彼がしばらくの間
あなたから離されたのは,
たぶん,あなたが彼を永久に
取り戻すためであったのでしょう。
もはや奴隷としてではなく,
奴隷以上の者,
すなわち,愛する兄弟としてです。
特に私にとってそうですが,
あなたにとってはなおさらのこと,
肉においても主にあっても,
そうではありませんか。
ですから,
もしあなたが
私を親しい友と思うなら,
私を迎えるように
彼を迎えてやってください。
もし彼があなたに対して
損害をかけたか,
負債を負っているのでしたら,
その請求は私にしてください。
この手紙は私の自筆です。
私がそれを支払います。
・・あなたが
今のようになれたのもまた,
私によるのですが,
そのことについては
何も言いません。・・」
この手紙が
聖書になっていることは,
イエス・キリストの愛を
パウロが言葉と行ないによって
示していることから納得できます。
わたしは,この手紙は
書かれた時から霊感されていて,
神は聖書として読まれるように
決めていたと信じています。
○
元気づけてください
(ピレモン1:20)
「兄弟よ。
私は,主にあって,
あなたから益を
受けたいのです。
私の心をキリストにあって,
元気づけてください。」
○
主イエス・キリストの恵み
(ピレモン1:25)口語訳
「主イエス・キリストの恵みが、
あなたがたの霊と
共にあるように。」
2023-06-07