ユダの手紙の著者は,
イエスを裏切ったユダではなく,
イエスの実の弟のユダです。
1章だけです。
○
聖なる生活(ユダ1:3)
イエスの実の弟ユダが,
異端の教えが入ってきた教会に
手紙を送りました。
(ユダ1:3)
「愛する人たち,
わたしたちが共にあずかる救いについて
書き送りたいと,
ひたすら願っておりました。
あなたがたに手紙を書いて,
聖なる者たちに一度伝えられた
信仰のために戦うことを,
勧めなければならないと
思ったからです。」
○
(ユダ1:4)
「なぜなら,ある者たち,
つまり,
次のような裁きを受けると
昔から書かれている不信心な者たちが,
ひそかに紛れ込んで来て,
わたしたちの神の恵みを
みだらな楽しみに変え,
また,唯一の支配者であり,
わたしたちの主である
イエス・キリストを
否定しているからです。」
異端の特徴は,
イエスを否定することです。
(ユダ1:18)
「彼らはあなたがたにこう言いました。
『終わりの時には,
あざける者どもが現れ,
不信心な欲望のままにふるまう。』
この者たちは,分裂を引き起こし,
この世の命のままに生き,
霊を持たない者です。」
そして,
異端は自分の欲望のままを歩きます。
主の兄弟ユダは,
信徒に次のように勧めます。
(ユダ1:20-23) 新共同訳
「しかし,愛する人たち,
あなたがたは
最も聖なる信仰をよりどころとして
生活しなさい。
聖霊の導きの下に祈りなさい。
神の愛によって自分を守り,
永遠の命へ導いてくださる,
わたしたちの
主イエス・キリストの憐れみを
待ち望みなさい。
疑いを抱いている人たちを憐れみなさい。
ほかの人たちを
火の中から引き出して助けなさい。
また,ほかの人たちを
用心しながら憐れみなさい。
肉によって汚れてしまった
彼らの下着さえも忌み嫌いなさい。」
2014-07-05