聞き手選書型 読み聞かせ(未就園児)

2,3歳児親子づれ20組くらい。読み手二人。絵本に囲まれた8畳くらいの部屋。絵本を飾る移動式ワゴンがあり、それに読める絵本をそれぞれ5冊入れて準備しました。
『あっぷっぷ』を読みながら子どもたちがへんな顔をする遊びをして、導入。『バルンくん』『ちいさなねこ』を子どもたちに選んでもらいました。みんな立って前に出てきてしまい、バルンくんを手にとって譲らない子、受け入れられず後ろに隠れる子、ワゴンの本をあさりだす子。みんな読んでもらいたくてしかたないのですね。「はい、すわって」といったらちゃんと座ってくれて、一安心。読んでいてもどんどんいろんなことをおしゃべりしてくれます。うんうんとうなずきながら、異様に子どもと近い関係になったような気がしました。
次の読み手はワゴンを裏返して「今度はこっち」。また立って大騒ぎだったが、また座ってきいてくれた。『あーんあん』『しろくまちゃんのほっとけーき』。これもみんないろいろおしゃべりしてくれる。いっしょに声を合わせる子どもも。

お母さんたちは別のおしゃべりに夢中な人も少し。一緒に聞いてくれる人もいる。まあ、この程度ならリラックスの範囲内かな。
事前にもうすこししっかり大人に説明しておくべきだった。今日は運よく座って聞いてくれたが、収拾がつかなくなることも考えられる。大人は説明がわかるが、子どもは分からないので、けんかせず上手く聞いてもらえる方法を考えよう。くじでも作るか。
しかしこの親しさはなんなのか。終わってからも物欲しげに本を持ってくる子に何冊か読んだ。今度はひざの上に向こうを向けて乗せ上から覗き込み読む形。子どもの目線より下になり、3人が一緒に見る。後で、「得しちゃったね」とのお母さんの声に「そう?」と不思議な感覚がある。
 自分の好きな本を読んでもらえるのは、大人が想像する以上の大きな楽しみなのではないかと感じた。

追加
「にらめっこしましょ・・」で「あっぷっぷー」のところを「わらうとまけよ、あっぷっ フォー(レイザーラモン)」とやってくれた男の子がいた。大笑い。テンポ的に、同じだよね。脱帽。
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