えーこれまでのあらすじとしては、大病のため9月いっぱい
病欠している私ときたら、9月23日(月・祝)、
病身の体力をすべて使い果たしてロッテ福浦の引退試合を
マリンスタジアムで見て現地泊したわけですが。
24日火曜日は、千葉ロッテマリーンズ今シーズン最終戦。
実は、この分のチケットも持っていました。
現地ホテルの宿泊ももう1泊分確保してありました。
「体力的に無理なら福浦の引退試合だけで帰ろう」と思って
いたし、実際にかなりの疲労ではあったのですが…
(血液不足や自律神経失調からくる病的な脱力感)
幸い、23日はデーゲーム、24日はナイトゲーム。
「日中に体力を回復すれば最終戦も行ける!」ということで
2戦、参加することに決めました!
こういう気力の出し方をするあたりは、体力が尽きてもなお、
気持ちはエクストリームな私なのでした。
朝起きて朝食ブッフェに行くも、これまでの3分の1も
食べられず、心で果てしなく悔し涙を流しました。
朝食後は自律神経失調でのぼせたり胃が止まったりして
ベッドで呻いていました。
しかし「体を動かさないと体内の循環が不十分」と思い、
駅前のマリーンズショップ&ポケモンGOの狩りに
出かけていきました。
が、ついついポケGOに熱中して1時間歩き回り…
ついでに西武の選手たちがマリンに出発するバスを
見かけてちょびっと出待ちをしてしまったりして…
健康な時は1時間なんてなんてことない散歩でしたが
今の私にはこれは無謀。ホテルに戻ってまたぐったり
横になる羽目に。その間、ダンナがコインランドリーに
汗だくのTシャツを洗いに出かけて行きました。…
戻ってきたダンナいわくコインランドリーが女性限定に
なったうえ営業時間が大幅に短縮されていたと。
コインランドリーまでは自転車じゃないとしんどい距離。
私は当分自転車使用禁止。詰んだか…
いや、そんなことに負ける私ではない。
「営業開始時間になったら、私行ってくるよ」
ダンナは止めたが、洗濯ができないと今日のTシャツが
足りなくなることは明らかなので、結局折れた。
延々歩いて、コインランドリーに行く私…
しかも、回した後、2時間したら取りに行くのも私が
やるしかない。
うーん、日中に体力を回復して野球に行くはずが…
夕刻、ダンナは自転車で、私はバスでマリン入り。
私のカバンの中にはコンビニおにぎりが1こ。
突如空腹感で気持ち悪くなった時用の緊急アイテムだ。
球場入りしてまっすぐに向かったのは福浦引退グッズの
販売テント。前日の引退試合でグッズを余裕でスルー
したのは、最終戦で買いに来られるだろうからと
思っていたからです。最終戦、来る気満々やん。
元々チェックしてあったクッキーとバウムクーヘンを買い、
球場の中へ。
だが…平日とはいえそこはロッテの最終戦、そして
相手の西武がマジック2で「今日にも優勝」という状態のため、
場内は前日にもましてごった返している。
売店の行列ハンパない。前日、うどんを買いに並んで
脂汗を流した記憶がよみがえり、腰が引けてくる。
正直、胃があまり食べ物を受け付けないので、必死に
買っても大半残すことになる。カバンの中の1この
おにぎりと、あとは飲み物とかで十分な気がしてくる。
試合開始。試合の内容は語ることすらバカバカしい
クソ試合だった。しかも他球場で楽天が勝ったことで
ロッテの4位が確定し、西武のマジックが1になった。
私の席は3塁側なので、周囲の西武ファンが沸き立つ。
ああ、いいさいいさ、今日はベンチに戻ってくる
森くん(西武の正捕手)をかなり近くで見放題さ。
森くんすてき! でもこの日は荷物を減らすため、
ついつい買ってしまった森友哉タオルを持参しなかった。
なお、食べ物がおにぎりしかなかったことで胃がものすごく
不調になったりして何度も「無理かも」という体調になり
ふらふらになったことも付記しておきたい…
試合終了。目の前から飛び出してゆく西武ナインの姿に、
西武ライオンズ、パ・リーグ優勝おめでとうございます、
というアナウンスが重なる。
まあいいや、好きな選手のいるチームが優勝してくれて
よかったさ。森くん、正捕手として優勝できてよかったな。
辻が胴上げされるのを遠い目で見つめる。
これで私、球場で生で胴上げを見るの3回目。
最初は、母のために桑田真澄引退登板目当てで東京ドームの
SS席を買ったものの相手の中日がマジック1で登板ならず、
たまたま目にすることになった落合の胴上げ。
次は2015年、ヤクルトの優勝を見届けるために血道を
あげてチケットを取り、サヨナラ勝ちで見事決まって
歓喜の中で見た真中の胴上げ。(ビールかけも現地で見た!)
そして今回、初めて「好きなチームが負けて眼前で胴上げを
許す」という屈辱で目にする胴上げとなりました。
優勝監督インタビューは相当我々の目の前で、「なんか
悪いな、辻」という感じでした。
そして西武ナインがファンに挨拶に行き、引っ込んで、
そこからやっとロッテの最終戦セレモニー。
昨年の井口監督の挨拶は「俺は悪くない」という不満げな
気配を感じて不満でしたが、今年はそういう印象はなくて
よかったと思いました。井口来年は頑張れよ!
球場を出たら、なんともう外の目立たないビジターグッズ
テントで西武優勝記念グッズが発売されていて長蛇の列。
おお、楽しそうだな西武ファンたちよ。よかったな。
私は徒歩で、ダンナは自転車でホテルに戻りました。
優勝の盛り上がりと最終戦セレモニーで遅くなり、
たどり着いたのは23時。16時~23時の間、屋外で
活動したうえに汗だくで戻ってきて、体が異常に冷える。
ホテルの浴槽にお湯を張り、入浴して体温を維持。
自律神経失調の影響で、下がった体温をあげる能力が
ひどく下がっていて、お湯で温めるしかなかった…が。
今度は温めたせいで体温を下げるのが上手くいかない。
暑くて暑くて脂汗が出てくる。七転八倒…
そこに外から「おおー!」「ワー!」など、何かを
祝うような集団の声が聞こえてくる。
こ…これは、まさか…ビールかけでは!?!?
がばっと起き上がり、ホテルの窓の外にかぶりつく。
あの紅白の横断幕…日中からあったけど、そういうことか!
近隣のホテルに見えていた紅白の幕は、なんと、
この日に優勝が決まった時のための西武の祝勝会場の
準備だったのでした!!!
真剣に様子を探ると、挨拶と拍手、挨拶と拍手、という
繰り返しの後でとうとう大歓声とともにビールかけが
始まった!!! かなり離れているのに、かなり声が
聞こえた。(話は聞き取れないが、声はかなり届く)
隙間からちょっとだけだけど、選手の脚とかビールの
しぶきとかが見える。
それまで脂汗を流して相当具合が悪かったのに、
とにかくビールかけの様子を覗くのにめいっぱいで
そっちに集中できるように体が体調を整えてくれた。
自律神経が上手く働かない状態でも、人は、
「これを必死でやらなくちゃ」という強い目的があると
ある程度そこに合わせてはくれるんだなというのを
体感した。
もちろんそれで全快したわけじゃないけれど、
西武のビールかけを発見したことでだいぶ回復できた。
「森くん、今ごろ楽しくやってるんだろうなあ」と、
微笑ましい気分でビールかけを垣間見ていた…
正直、2日間で相当無理をしたけれど、現在の自分なりの
めいっぱいのエクストリームを成し遂げられて満足でした。
海浜幕張からの長い長い帰り道もけっこうつらかった。
それでも2試合、予定通りに見られたのは本当にうれしかった…
病欠している私ときたら、9月23日(月・祝)、
病身の体力をすべて使い果たしてロッテ福浦の引退試合を
マリンスタジアムで見て現地泊したわけですが。
24日火曜日は、千葉ロッテマリーンズ今シーズン最終戦。
実は、この分のチケットも持っていました。
現地ホテルの宿泊ももう1泊分確保してありました。
「体力的に無理なら福浦の引退試合だけで帰ろう」と思って
いたし、実際にかなりの疲労ではあったのですが…
(血液不足や自律神経失調からくる病的な脱力感)
幸い、23日はデーゲーム、24日はナイトゲーム。
「日中に体力を回復すれば最終戦も行ける!」ということで
2戦、参加することに決めました!
こういう気力の出し方をするあたりは、体力が尽きてもなお、
気持ちはエクストリームな私なのでした。
朝起きて朝食ブッフェに行くも、これまでの3分の1も
食べられず、心で果てしなく悔し涙を流しました。
朝食後は自律神経失調でのぼせたり胃が止まったりして
ベッドで呻いていました。
しかし「体を動かさないと体内の循環が不十分」と思い、
駅前のマリーンズショップ&ポケモンGOの狩りに
出かけていきました。
が、ついついポケGOに熱中して1時間歩き回り…
ついでに西武の選手たちがマリンに出発するバスを
見かけてちょびっと出待ちをしてしまったりして…
健康な時は1時間なんてなんてことない散歩でしたが
今の私にはこれは無謀。ホテルに戻ってまたぐったり
横になる羽目に。その間、ダンナがコインランドリーに
汗だくのTシャツを洗いに出かけて行きました。…
戻ってきたダンナいわくコインランドリーが女性限定に
なったうえ営業時間が大幅に短縮されていたと。
コインランドリーまでは自転車じゃないとしんどい距離。
私は当分自転車使用禁止。詰んだか…
いや、そんなことに負ける私ではない。
「営業開始時間になったら、私行ってくるよ」
ダンナは止めたが、洗濯ができないと今日のTシャツが
足りなくなることは明らかなので、結局折れた。
延々歩いて、コインランドリーに行く私…
しかも、回した後、2時間したら取りに行くのも私が
やるしかない。
うーん、日中に体力を回復して野球に行くはずが…
夕刻、ダンナは自転車で、私はバスでマリン入り。
私のカバンの中にはコンビニおにぎりが1こ。
突如空腹感で気持ち悪くなった時用の緊急アイテムだ。
球場入りしてまっすぐに向かったのは福浦引退グッズの
販売テント。前日の引退試合でグッズを余裕でスルー
したのは、最終戦で買いに来られるだろうからと
思っていたからです。最終戦、来る気満々やん。
元々チェックしてあったクッキーとバウムクーヘンを買い、
球場の中へ。
だが…平日とはいえそこはロッテの最終戦、そして
相手の西武がマジック2で「今日にも優勝」という状態のため、
場内は前日にもましてごった返している。
売店の行列ハンパない。前日、うどんを買いに並んで
脂汗を流した記憶がよみがえり、腰が引けてくる。
正直、胃があまり食べ物を受け付けないので、必死に
買っても大半残すことになる。カバンの中の1この
おにぎりと、あとは飲み物とかで十分な気がしてくる。
試合開始。試合の内容は語ることすらバカバカしい
クソ試合だった。しかも他球場で楽天が勝ったことで
ロッテの4位が確定し、西武のマジックが1になった。
私の席は3塁側なので、周囲の西武ファンが沸き立つ。
ああ、いいさいいさ、今日はベンチに戻ってくる
森くん(西武の正捕手)をかなり近くで見放題さ。
森くんすてき! でもこの日は荷物を減らすため、
ついつい買ってしまった森友哉タオルを持参しなかった。
なお、食べ物がおにぎりしかなかったことで胃がものすごく
不調になったりして何度も「無理かも」という体調になり
ふらふらになったことも付記しておきたい…
試合終了。目の前から飛び出してゆく西武ナインの姿に、
西武ライオンズ、パ・リーグ優勝おめでとうございます、
というアナウンスが重なる。
まあいいや、好きな選手のいるチームが優勝してくれて
よかったさ。森くん、正捕手として優勝できてよかったな。
辻が胴上げされるのを遠い目で見つめる。
これで私、球場で生で胴上げを見るの3回目。
最初は、母のために桑田真澄引退登板目当てで東京ドームの
SS席を買ったものの相手の中日がマジック1で登板ならず、
たまたま目にすることになった落合の胴上げ。
次は2015年、ヤクルトの優勝を見届けるために血道を
あげてチケットを取り、サヨナラ勝ちで見事決まって
歓喜の中で見た真中の胴上げ。(ビールかけも現地で見た!)
そして今回、初めて「好きなチームが負けて眼前で胴上げを
許す」という屈辱で目にする胴上げとなりました。
優勝監督インタビューは相当我々の目の前で、「なんか
悪いな、辻」という感じでした。
そして西武ナインがファンに挨拶に行き、引っ込んで、
そこからやっとロッテの最終戦セレモニー。
昨年の井口監督の挨拶は「俺は悪くない」という不満げな
気配を感じて不満でしたが、今年はそういう印象はなくて
よかったと思いました。井口来年は頑張れよ!
球場を出たら、なんともう外の目立たないビジターグッズ
テントで西武優勝記念グッズが発売されていて長蛇の列。
おお、楽しそうだな西武ファンたちよ。よかったな。
私は徒歩で、ダンナは自転車でホテルに戻りました。
優勝の盛り上がりと最終戦セレモニーで遅くなり、
たどり着いたのは23時。16時~23時の間、屋外で
活動したうえに汗だくで戻ってきて、体が異常に冷える。
ホテルの浴槽にお湯を張り、入浴して体温を維持。
自律神経失調の影響で、下がった体温をあげる能力が
ひどく下がっていて、お湯で温めるしかなかった…が。
今度は温めたせいで体温を下げるのが上手くいかない。
暑くて暑くて脂汗が出てくる。七転八倒…
そこに外から「おおー!」「ワー!」など、何かを
祝うような集団の声が聞こえてくる。
こ…これは、まさか…ビールかけでは!?!?
がばっと起き上がり、ホテルの窓の外にかぶりつく。
あの紅白の横断幕…日中からあったけど、そういうことか!
近隣のホテルに見えていた紅白の幕は、なんと、
この日に優勝が決まった時のための西武の祝勝会場の
準備だったのでした!!!
真剣に様子を探ると、挨拶と拍手、挨拶と拍手、という
繰り返しの後でとうとう大歓声とともにビールかけが
始まった!!! かなり離れているのに、かなり声が
聞こえた。(話は聞き取れないが、声はかなり届く)
隙間からちょっとだけだけど、選手の脚とかビールの
しぶきとかが見える。
それまで脂汗を流して相当具合が悪かったのに、
とにかくビールかけの様子を覗くのにめいっぱいで
そっちに集中できるように体が体調を整えてくれた。
自律神経が上手く働かない状態でも、人は、
「これを必死でやらなくちゃ」という強い目的があると
ある程度そこに合わせてはくれるんだなというのを
体感した。
もちろんそれで全快したわけじゃないけれど、
西武のビールかけを発見したことでだいぶ回復できた。
「森くん、今ごろ楽しくやってるんだろうなあ」と、
微笑ましい気分でビールかけを垣間見ていた…
正直、2日間で相当無理をしたけれど、現在の自分なりの
めいっぱいのエクストリームを成し遂げられて満足でした。
海浜幕張からの長い長い帰り道もけっこうつらかった。
それでも2試合、予定通りに見られたのは本当にうれしかった…