プロ野球の一球速報についていた応援掲示板がなくなって久しいですが、
あの掲示板は不快なことも多かったものの、いろんな知識を得ることが
できました。また、野球ファンは知的でユーモアのある人が多いなと
思うことも多々、いや相当ありました。
応援掲示板に限らず、ニュース記事のコメントからもってきたものも
ありますが、面白かったからメモしておいたネタをオフシーズンの徒然に
発掘してきました。
すべてどこかの誰かが書いたコメントで、本当なら許可をとらないと
いけないのでしょうが、もはや出典不明になってしまったので、
個人の感想としての引用だからゴメンね、ということで。
勝ったら六甲おろし
負けたら真弓おろし
阪神の監督が真弓氏だったときの阪神ファンのコメントですね。
「おろし」の意味合いが真逆のフィーリングになっていて秀逸。
阪神ファンが拳を振り上げて叫んでいる1枚の写真を用意して、
下にこのどっちを表示してもいい。
そして、これは阪神の監督が誰になっても使える定型文。
今なら「負けたら“矢野”おろし」となるわけですね。
何が「巨人軍は紳士たれ」だ
「巨人軍は馬鹿たれ」と改めるがよい。
もはや、これがいつのどのタイミングで出たコメントなのか
わかんないくらい、巨人はいつも不祥事ばかりですね…
元巨人ファンとしてはもはや嘆くこともないですが。
このコメントも「たれ」の使い方が絶妙。
「紳士たれ」のほうは「紳士であれ」という有難い教えであり、
「馬鹿たれ」のほうは単に「バカタレである」ということ。
「巨人軍は常に紳士たれ」プロ野球の父、正力松太郎氏の遺訓です。
だいぶ前、野球殿堂博物館に行った時、正力氏の肖像画が飾って
あって写真撮影可だったから、「お守りに」と思ってすぐ
写真撮っちゃった。今の巨人は正力さんに顔向けできるのかい?
藤田元司監督の時代は私も紳士である巨人を誇りに思っていたよ。
後悔先に立たず、後悔あとを絶たず
これも「先」と「後」で対比になっているのに「に」と「を」が
違うだけで絶妙な表現になっています。
野球の「やっちまった~」という場面でビシッと書かれてくると
胸に刺さる名コメントでした。
やっぱり巨人って、
今の日本の状況が全く分かってなかったんですね。
どうりでドームで野球ができるなんて勘違いしているわけだ。
せめて読売新聞くらい読めばいいのに。
これは東日本大震災の時に巨人が開幕を強行しようとした件で
書かれたコメントですね。最後の一行が超強烈に効いています。
秋の風物詩とチームの中心だった人物が引退する試合が
合わさった時 ホークスは歴史に残る敗戦をする
これは、秋にホークスファンの誰かが書いたコメント。
預言みたいで面白かったので取ってありました。
王監督最終戦、雨中の12回裏サヨナラ負けとか。
小久保引退試合をノーヒットノーランで負けるとか。
自らの手で何度も「秋の風物詩」こと“ポストシーズンの悲劇”
にホークスを叩き落としているロッテのファンがうなずくのも
アレですが、こういう都市伝説的な「チームあるある」も
プロ野球の楽しいところです。
両チームのナインから十分に猛虎魂を感じる試合であった
このような試合を見せてくれた野球の神様から猛虎魂を感じる
もはやどこの掲示板でもコメント欄でも定番の「猛虎魂」ネタ。
これは確か、阪神に関係ない日本シリーズとかの対戦で、
すっごい劇的で感動的な試合展開だった時に書かれたコメント。
阪神に何にも関係なくても、すべてのことに猛虎魂を感じる
阪神ファンの心意気を見た。
総じて阪神ファンは自虐が上手くてネタのツボを押さえている。
一方で、巨人ネタはどうしても「時の権力への痛烈な風刺」
みたいなチクリと効いたネタが増えてしまうのはやむを得ないか。
そして、パ・リーグのネタ、我がロッテのネタが全然ないのは、
やはりセ・リーグほどファン文化の熟成がなされていないのと、
まだまだ酸いも甘いもかみ分けた歴戦の猛者ファンの頭数が
足りないというところかな、と思います。
阪神板が大喜利になってる時とか半端ないし、巨人関連の
掲示板や記事で見る上手い巨人への風刺はほんとに含蓄がある。
ついでに、今なおネットでは「334」(2005年日本シリーズ
ロッテと阪神の総得点差)がネタになっていることをありがたく
思っていることを付け加えておきます。
ロッテファンは、その後2010年にも日本一になっているし、
2005年に圧勝したことは「楽しかったあ」みたいなイメージで
点差がいくつとかあげつらう気は全然ないんだけど…
今なお、セ・リーグの野球掲示板やコメント欄では阪神ファンに
限らず「334」ネタが散見されて、そのたびにちょびっと
うれしくなってしまうロッテファンでした。
阪神ファンには「長く使えるネタになって、むしろオイシイわ!」
と思ってもらえれば幸いです。
ラストとして、昨今の「FA選手に金を積む=球団頑張ってる」
という浅はかなファンの風潮を揶揄しておきたいと思います。
「金を出さない球団は頑張ってない」というのを、FA選手に
5億も6億も積むとか、そういうレベルで言われてもね。
そこまでしなくても優勝するチームは作れる。
下は、球団が金を出す・出さないの話の中で出ていたコメント。
阪急創業者・小林一三氏のありがたいお言葉を送ります。
「金がなければ何もできないという人間は
金があっても何もできない。」
我がロッテにも一時変なのが住み着いていたことがあってね。
「球団が金を出さないから優勝できない」とわめいて補強を
ひたすら要求し続けた。
でもその人、前に追い出された球団でも「俺でなく球団が悪い」
とやって、退団時に花束も出なかったんだって。
その球団は常勝だったのに、その人が何年も監督をしたら、
なんと26年ぶりにBクラスに落ちてしまったって。
ロッテのことも最下位に叩き落として消えていった。
そんなのが今も球界で持ち上げられてるんだから、ほんとに
不思議な業界だよね。現在の実力より過去の名前が優先する世界。
球団が金を出さないから優勝できない…
それは「無能だから金でフォローしてほしい」という意味だ。
一部の無能な監督がそれを言うのは無能なんだから仕方ないが、
ファンを名乗る者が「もっと金を出せ」「大金を積め」と
言うのを見ると「野球の面白さを知らん奴はこれだから」と
思うばかりだ。
我が千葉ロッテマリーンズは、貧乏だけどとても素晴らしい
球団です。金にならないどころか、膨大な赤字を垂れ流す
「経営に対する危険因子」でしかなかったロッテオリオンズを
ずっとずっと維持してきてくれた親会社。
浅いロッテファンはすぐ「身売りしろ」とか言うけれど、
どんな赤字でも耐え抜いて50年球団を持ってくれる親会社、
今の時代、鉦や太鼓でどんなに探したって見つからないよ。
話の流れで、ここで我が親会社であるロッテに心からの
感謝を述べておきたいと思います。
継続は力なり。よくぞ今に至るまで「無駄金」と言われても
仕方のない膨大な資金を突っ込んで球団を守ってくれました。
「ロッテが金を出さないから…」
とんでもない。これまでに球団に「赤字」として費やしてきた
金額は、どのプロ野球チームよりロッテが多額なんじゃないかな。
ロッテは球団にお金を使ってるよ。
千葉の25年だかのファンが目先で知っているよりよっぽどね。
小学5年生くらいの時に、ロッテオリオンズの野球帽を
買うことになり、以来37年くらいファンやってますが…
金がなくたって楽しく幸せな球団、そんな立ち位置で、
今後も千葉ロッテマリーンズをロッテに守ってほしいと思います。
あの掲示板は不快なことも多かったものの、いろんな知識を得ることが
できました。また、野球ファンは知的でユーモアのある人が多いなと
思うことも多々、いや相当ありました。
応援掲示板に限らず、ニュース記事のコメントからもってきたものも
ありますが、面白かったからメモしておいたネタをオフシーズンの徒然に
発掘してきました。
すべてどこかの誰かが書いたコメントで、本当なら許可をとらないと
いけないのでしょうが、もはや出典不明になってしまったので、
個人の感想としての引用だからゴメンね、ということで。
勝ったら六甲おろし
負けたら真弓おろし
阪神の監督が真弓氏だったときの阪神ファンのコメントですね。
「おろし」の意味合いが真逆のフィーリングになっていて秀逸。
阪神ファンが拳を振り上げて叫んでいる1枚の写真を用意して、
下にこのどっちを表示してもいい。
そして、これは阪神の監督が誰になっても使える定型文。
今なら「負けたら“矢野”おろし」となるわけですね。
何が「巨人軍は紳士たれ」だ
「巨人軍は馬鹿たれ」と改めるがよい。
もはや、これがいつのどのタイミングで出たコメントなのか
わかんないくらい、巨人はいつも不祥事ばかりですね…
元巨人ファンとしてはもはや嘆くこともないですが。
このコメントも「たれ」の使い方が絶妙。
「紳士たれ」のほうは「紳士であれ」という有難い教えであり、
「馬鹿たれ」のほうは単に「バカタレである」ということ。
「巨人軍は常に紳士たれ」プロ野球の父、正力松太郎氏の遺訓です。
だいぶ前、野球殿堂博物館に行った時、正力氏の肖像画が飾って
あって写真撮影可だったから、「お守りに」と思ってすぐ
写真撮っちゃった。今の巨人は正力さんに顔向けできるのかい?
藤田元司監督の時代は私も紳士である巨人を誇りに思っていたよ。
後悔先に立たず、後悔あとを絶たず
これも「先」と「後」で対比になっているのに「に」と「を」が
違うだけで絶妙な表現になっています。
野球の「やっちまった~」という場面でビシッと書かれてくると
胸に刺さる名コメントでした。
やっぱり巨人って、
今の日本の状況が全く分かってなかったんですね。
どうりでドームで野球ができるなんて勘違いしているわけだ。
せめて読売新聞くらい読めばいいのに。
これは東日本大震災の時に巨人が開幕を強行しようとした件で
書かれたコメントですね。最後の一行が超強烈に効いています。
秋の風物詩とチームの中心だった人物が引退する試合が
合わさった時 ホークスは歴史に残る敗戦をする
これは、秋にホークスファンの誰かが書いたコメント。
預言みたいで面白かったので取ってありました。
王監督最終戦、雨中の12回裏サヨナラ負けとか。
小久保引退試合をノーヒットノーランで負けるとか。
自らの手で何度も「秋の風物詩」こと“ポストシーズンの悲劇”
にホークスを叩き落としているロッテのファンがうなずくのも
アレですが、こういう都市伝説的な「チームあるある」も
プロ野球の楽しいところです。
両チームのナインから十分に猛虎魂を感じる試合であった
このような試合を見せてくれた野球の神様から猛虎魂を感じる
もはやどこの掲示板でもコメント欄でも定番の「猛虎魂」ネタ。
これは確か、阪神に関係ない日本シリーズとかの対戦で、
すっごい劇的で感動的な試合展開だった時に書かれたコメント。
阪神に何にも関係なくても、すべてのことに猛虎魂を感じる
阪神ファンの心意気を見た。
総じて阪神ファンは自虐が上手くてネタのツボを押さえている。
一方で、巨人ネタはどうしても「時の権力への痛烈な風刺」
みたいなチクリと効いたネタが増えてしまうのはやむを得ないか。
そして、パ・リーグのネタ、我がロッテのネタが全然ないのは、
やはりセ・リーグほどファン文化の熟成がなされていないのと、
まだまだ酸いも甘いもかみ分けた歴戦の猛者ファンの頭数が
足りないというところかな、と思います。
阪神板が大喜利になってる時とか半端ないし、巨人関連の
掲示板や記事で見る上手い巨人への風刺はほんとに含蓄がある。
ついでに、今なおネットでは「334」(2005年日本シリーズ
ロッテと阪神の総得点差)がネタになっていることをありがたく
思っていることを付け加えておきます。
ロッテファンは、その後2010年にも日本一になっているし、
2005年に圧勝したことは「楽しかったあ」みたいなイメージで
点差がいくつとかあげつらう気は全然ないんだけど…
今なお、セ・リーグの野球掲示板やコメント欄では阪神ファンに
限らず「334」ネタが散見されて、そのたびにちょびっと
うれしくなってしまうロッテファンでした。
阪神ファンには「長く使えるネタになって、むしろオイシイわ!」
と思ってもらえれば幸いです。
ラストとして、昨今の「FA選手に金を積む=球団頑張ってる」
という浅はかなファンの風潮を揶揄しておきたいと思います。
「金を出さない球団は頑張ってない」というのを、FA選手に
5億も6億も積むとか、そういうレベルで言われてもね。
そこまでしなくても優勝するチームは作れる。
下は、球団が金を出す・出さないの話の中で出ていたコメント。
阪急創業者・小林一三氏のありがたいお言葉を送ります。
「金がなければ何もできないという人間は
金があっても何もできない。」
我がロッテにも一時変なのが住み着いていたことがあってね。
「球団が金を出さないから優勝できない」とわめいて補強を
ひたすら要求し続けた。
でもその人、前に追い出された球団でも「俺でなく球団が悪い」
とやって、退団時に花束も出なかったんだって。
その球団は常勝だったのに、その人が何年も監督をしたら、
なんと26年ぶりにBクラスに落ちてしまったって。
ロッテのことも最下位に叩き落として消えていった。
そんなのが今も球界で持ち上げられてるんだから、ほんとに
不思議な業界だよね。現在の実力より過去の名前が優先する世界。
球団が金を出さないから優勝できない…
それは「無能だから金でフォローしてほしい」という意味だ。
一部の無能な監督がそれを言うのは無能なんだから仕方ないが、
ファンを名乗る者が「もっと金を出せ」「大金を積め」と
言うのを見ると「野球の面白さを知らん奴はこれだから」と
思うばかりだ。
我が千葉ロッテマリーンズは、貧乏だけどとても素晴らしい
球団です。金にならないどころか、膨大な赤字を垂れ流す
「経営に対する危険因子」でしかなかったロッテオリオンズを
ずっとずっと維持してきてくれた親会社。
浅いロッテファンはすぐ「身売りしろ」とか言うけれど、
どんな赤字でも耐え抜いて50年球団を持ってくれる親会社、
今の時代、鉦や太鼓でどんなに探したって見つからないよ。
話の流れで、ここで我が親会社であるロッテに心からの
感謝を述べておきたいと思います。
継続は力なり。よくぞ今に至るまで「無駄金」と言われても
仕方のない膨大な資金を突っ込んで球団を守ってくれました。
「ロッテが金を出さないから…」
とんでもない。これまでに球団に「赤字」として費やしてきた
金額は、どのプロ野球チームよりロッテが多額なんじゃないかな。
ロッテは球団にお金を使ってるよ。
千葉の25年だかのファンが目先で知っているよりよっぽどね。
小学5年生くらいの時に、ロッテオリオンズの野球帽を
買うことになり、以来37年くらいファンやってますが…
金がなくたって楽しく幸せな球団、そんな立ち位置で、
今後も千葉ロッテマリーンズをロッテに守ってほしいと思います。