七月大歌舞伎を一幕だけ観ることに。
市川ぼたんちゃんが好きなので
夜の部最後の法楽舞のチケットを、
前日にネットで買いました。
着て行ったのは…

手持ちで一番涼しい、絹紅梅に
博多帯。
後ろは

いつもとちょっと違う、お太鼓風な結び方に
してみました。
でもぺたんとしがちな博多帯は不向きだったかな。

一幕見なんて、何年ぶり、いや十数年ぶりかも…。
コロナの間は販売休止されており、先月から復活したようです。
圧巻の天井席(笑)

私が狙って取ったのは、一列目30番という席で、
最前列(二列しかないけど)真ん中のブロックの右端。
この席からは花道が半分くらいは見えますし、横は通路で空いているので
ゆとりをもって座れるし(一幕見席は座席が少し小さい)
おすすめです!
この日の一幕見席は、外国人率がすごく高かったです。
法楽舞、歌舞伎と能の中間のような感じですが、台詞がないから
わかりやすかったかなあ。感想が気になるところです。
舞台の方は…
フェイスブック友が「にぎやかで目でも耳でも楽しめるよ」と
教えてくれた通り、
河東節、常磐津、清元、竹本、長唄囃子が舞台中央を囲むようにして
並び、最初に僧侶が出てくる場面はお能のような雰囲気。
團十郎さん、新之助さん、ぼたんちゃんはもちろんすぐわかりますが
あのお婆さん巧いなあ…と(お能で言えばワキを務める)蛇骨婆を
感心して観てたら、右團次さんだったのですね。
私、新之助さんを今回初めて観たのですが
思っていた以上に華奢で、子どもでした。
未熟という意味ではなく、体つきがまだ子どもだなあと。
年齢を考えれば当然なのですが、(この子が、毛抜を演じたの?)と
今さらながら、びっくり。
ぼたんちゃんは本当にかわいらしくて、でも踊りの腕前は確かで
きりっとしていて、とっても好き。
これからも歌舞伎の舞台に立ってくれるなら、応援したいです。
團十郎さんは、上背がある割には、動きが小さいような気がするのですが
め組で疲れてしまったのかしら。
何だか、手足に“ねばり”がないんですよね…でも、法楽舞って
そういうことは求めない演目なのかも知れないですね。
久しぶりの一幕見。
こうしてふらっと、気が向いたときに
歌舞伎座へ行けるなんて日常が送れるのは
恵まれているなあとも思います。