命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

うつくしい空間を作りたかった

つちびとの置き場所を考える時・・最初の1つが浮かぶと

空間づくりを考える時に・・とても頼りとなる

それは・・より良い展示の命綱のようなものだと思う

 

應典院の場合は・・白い道化師たちの置き場所がそうだった

延期になった2年半前の花まつりの時にも

白い道化師はここに置こうと心は決まっていた

気づきの広場の一番奥のガラスのブロックの前に

 

そして2年半後のお十夜まつりの時も

その考えに揺らぎはなかった

 

 

 

 

彼らの居場所は・・どこでもないここだと思った

 

 

ここが美しい

 

 

そう決まったことから・・徐々に全ての展示台や位置が決まっていった

 

 

そして・・その選択は、終わった今も間違いはなかったと思っている

 

 

美しい空間を作りたいと願った

でも・・それは・・通常使う美しいという意味合いではなく

 

たとえば八木重吉の詩から感じ取れる美しいということ

 

わたしみづからのなかでもいい

わたしの外の せかいでも いい

どこにか 「ほんとうに 美しいもの」は ないのか

それが 敵であつても かまわない

及びがたくても よい

ただ 在るといふことが 分りさへすれば、

ああ ひさしくも これを追ふにつかれたこころ

 

そんな詩の中で詠われているうつくしいものだ

「うつくしい」という意味合いだ

 

だけど・・そんなものを・・微力な私が再現できているとは思わない

ただ・・それを私も探していて

それに近い世界を・・空間を

つちびとで表現できたらと・・ずっと願っている

 

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可南つちびと展 in應典院 『いのちの数だけ』

終了いたしましたが

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可南  kanansgallery@infoseek.jp


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