昨夜は、疲れたのか早目に眠ってしまっていた
でも11時過ぎに・・暑さで目が覚めて
あまりに寝苦しいのでお風呂に入って出てきたら
日付が変わっていた
私・・湯舟の中で71歳になったのだと
あとから思った
ふと思う
笑っちゃうほど・・孤独だけど自由だと
今から40年近く前
かつての夫の転勤先で初めて土と出会ったのは33歳か34歳のころだった
だけど1年ほどで下の息子を妊娠して・・結果5年ほど陶芸から離れ
再び土に触れたのは40歳を過ぎていた
そこからは専業主婦の傍ら・・趣味で土を触ってた
いつしか・・つちびとを作るようになり
時を経て
49歳のとき、最初で最後のつもりで個展を開いた
それから・・どう間違ったか間違ってなかったのか
54歳で一人で生きることになった
当時、母はすでに施設にお世話になっていたし
頼れる身内もない状態で・・ひとり生きることを余儀なくされた
時々、「陶芸教室とかも開かず作ることだけで生きていけてるのはすごい」と言っていただくことがあるのだけれど
その度・・思うのだ
生きていけてるってどの程度の状況なら・・そう言えるのかと
ギリギリ命をつなげてるけど・・制作だけで果たしてこれを生きていけてると言えるのかと
ただ・・今ならわかる
54歳からほかの選択肢を考えず・・制作だけのこの生き方を選んだのは
自分の年齢と不器用さから・・選択肢がそれしかなかったからだと
そして・・それしかなくてよかったと
いつか・・旅立たねばならなくなった時
大江健三郎さんが小説に書いた
「すべてよし」
その言葉で・・自分の人生を締めくくれるように生きれたらいいなあ
それが・・最後の節目だと思う71歳の抱負だ
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