私の歩く道は、細いデコボコの畦道だなあと思うのです
時折・・個展という光の当たる瞬間はあっても
その場は期間が終われば跡形もなく消えて
いつしか忘れられていく
それでも・・そのことを踏まえて
また穴倉に戻って・・その畦道を歩き出す覚悟をする
だけどね・・
今回浴びた光の・・なんと暖かかったこと
もともとこれまでもその傾向はあったのですが・・
私の個展は作品をただご覧いただくことだけを目指しているのではないのだなあと
ぎゃらりいホンダの真由美ちゃんが編集してくれたつちびと展の動画を見て
よりそのことに気づきました
初日、かつて東日本大震災の起こった同じ日に
突撃のようにギター抱えてやってきてくださった燈舎（ともしや）の佐々木裕さんの優しい唄声
翌日、月白（つきしろ）というつちびとにインスパイアされて
即興で演奏してくださったUmegae食堂の村田尚司さんの
物悲しく、心の奥まで届くピアニカ演奏
21日には・・震災後、つちびと達が宮城に行く道筋をつけてくださり
かつご自身もパントマイムを使って
独特の世界観を表現される森文子さんのパントマイム動画の上映
どれも大々的に告知とかしていませんでしたが、それぞれの方々の表現とつちびととの共振
そして届ける側ではなく受け取る側なのに・・
ご来場くださった方々が残してくださったつちびとと触れ合う愛おしい姿の数々
これらがまるで優しい和音のように混ざり合って
つちびと展という展示会ができているのだなあ・・と
真由美ちゃんが編集してくださった動画を見て思ったのです
次々記事が上書きされるサイトではなく
本日、私の特設サイトの動画コーナーからもご覧いただけるように
真由美ちゃんがしてくださるそうなので
今しばらくお待ちください
日常は・・私は自分との対話のみに心を向かわせていますが
つちびと展の時は
訪れてくださる方々の心に関心を向け
なるだけそのお客様が望まれることにお応えしようと
そちら側に向けてアンテナを張っています
話しかけたほうがいい時・・声をかけないほうがいい時
一生懸命どれが正解かを、自身に問いかけています
ただ・・お一人だけの想いに応えることで
他の方の居心地が悪くなる場合は・・ご希望に添えなかった時もありました
何を・・どう優先したらいいのか
瞬間瞬間・・悩みながら在廊していました
そんな私を、溢れる笑顔やおいしいお茶で、まあるくしてくださった真由美ちゃん
彼女もつちびと展を優しく奏でてくれた和音の中の重要な一つでした
大きく目を向ければ、このちっとも優しくない世界で
ますますとげとげしてくる世の中で
どんなにわずかな日々でも・・限られた空間でも
こんな優しい世界もあるかもしれないを
届けられたこと・・とても嬉しく思っています
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可南つちびと展 『花を摘んで、永遠を探して』終了いたしましたが
引き続き
特設サイトでは、つちびと達の詳細や今回の個展の動画はご覧いただけます
本日、３時ごろ以降には新たな動画も追加されます！
いましばらくは、お問い合わせや購入も可能です
ぎゃらりいホンダ 072-278-3381 honkan0811@gmail.com
