今の新作を作り始めた時から・・
羽根を持つ子には・・そっと添える手を作ってそれで完成にしようと
昨日までは思っていた
で・・今朝・・その手を作ろうと２階のアトリエに入ったら
とりあえずと置かれていた土くれだらけのろくろの上の子供に
なぜか無性に心惹かれて・・
この子は・・優しい手に包まれているより
土くれや瓦礫の中にいる方が・・いいのではないかと
ふと思い始めた
で、試しに
少しの土くれをろくろ周りから拾って・・窯の上に移動
その中に羽根の子を・・そーっと置いてみた
ガレキの天使
まだ・・タイトルの決まっていなかったこの新作を・・
そう呼びたくなった
昨日まで考えていた愛に満ちたような新作からは
真逆の・・イメージへと変わる
さんざん悩んで・・
この天使がいる場所は・・
花の中ではなく
手でもなく
哀しいけれど・・
ガレキの中
その方が・・自分の今作りたいものに
近くなった気がしている
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