私は 好みがすごく偏っている
好きな芸術家も 限られていて
どんなに有名な方でも・・・興味がないものが多く
それ故 美術館に自分から行くなんてことは めったにない
今まで・・・どうしても見たくて行った作家は
船越桂と鴨居玲と・・・ケーテ・コルヴィッツ
ケーテを日本で見れるなんて幸運だったけれど
2005年、姫路美術館に出かけた日は 大雪の降った後で
電車は大幅に遅れるは、雪道で転びかけるは・・・大変だった
でも・・・行って良かった
彼女の残したものに出会える機会を得た事を ずっと幸せに思ってた
彼女の『種を粉に挽いてはならない』というリトグラフを見たとき・・・
子供たちを、かばい、しっかりと守るケーテ自身を見たとき
私も・・・こんな風に出来る強さが ほしい!・・・と おもった
記憶の中で十分だという想いで 美術館で画集とかを買うことのない私だが
この時は・・・唯一
小さなポストカードブックを買った
そこに書かれていたケーテの言葉・・・それに心をつかまれた
長くなるけど転記させて頂く
いつか一つの理想が生まれるだろう。
そしてあらゆる戦争はおしまいになるだろう。
ーこの確信をいだいてわたしは死ぬ。
そのために人は非常な努力を払わねばならないが、
しかし、かならず目的は達成するだろう。
平和主義をたんなる反戦と考えてはならない。
それは一つの新しい理想、人類を同胞としてみる思想なのです。
(ケーテが孫娘ユッタに残した言葉)
長々と書いてきました・・・なぜこのブログの内容が
6月29日から、私がワイアートギャラリーで個展をする事に繋がるのか・・・
やっと、昨日の続きです
ギャラリーに出かけていって、いろんなお話をした中で
謙遜されて、ふと もらされたワイアートの樋口さんの言葉
「今まで、私がしてきた中で誇れるのは
ケーテ・コルヴィッツを 日本の美術館で開いた事ぐらいよ」
えっ・・・あのケーテ?
私、姫路に見に行きました!
「ああ、姫路もそうよ・・・大阪がひきうけなかったから」
なんていう幸運だろう・・・
けして忘れる事のなかったケーテの個展を実現させた方から お声をかけて頂いている
これか・・・なぜ、無理を押しても、ここでやりたいと感じた理由は
・・・何かが教えてくれていたんだ
ここでなら・・・見てもらえる
たった一人の誰かのためにではなく・・
作らないと私が壊れそうだった頃のつちびと達
自分の事はさておき、人間存在そのものを問いかけたかったつちびと
そして・・・いろいろ、あって
時と共に 少しずつかわっていったつちびと
節目節目のつちびと・・・そして今のつちびとに至るまで
販売も含めて、さらけだします。
過去の、作品をみていただく事は
裸体を見られるより恥ずかしい(笑)
でも・・・更に、次にすすむために
見えないチカラで 出会わせてもらったワイアートギャラリーにて
可南 つちびと展 キセキ 開催します
2010年6月29日(火)~7月4日(日)11:00~19:00
(日曜日は17:00まで)
ワイアートギャラリー
Y.Art-Gallery アクセス
〒530-0027 大阪市北区堂山町15-17ACT3-1F
TEL 06-6311-5380
◎JR大阪駅、主要各線「梅田駅」から徒歩10分
追伸
さっき、姫路で買ったポストカードブック、開いてみました
今まで、ずっと気付かなかったけれど
最後のページに本当に小さく
発売元:株式会社わい・アート と書かれてた
住所も、電話番号までも・・・私が訪ねたギャラリーだった
今頃・・・気づいた
人気ブログランキングに参加していますなが~いブログになってしまったけど、読んでくださってありがとうと思う可南にポチっと応援して頂けるとうれしいです(*^-^*)
お返事
今日こそ、みなさんにお返事書こうと思ってブログ書き始めるのだけれど・・・途中で力尽きてしまいます。
でも、みなさんが残してくださるコメントに、とってもチカラ頂いています。
ありがとうございます!