母のところへ行ってきた
ジュニアの最後の日々に・・家を空けることが出来ず
その後の個展とつづき・・
母に会うのは久しぶりだ
母は・・だんだん・・自分の体を自分で支えることが出来なくなっている
それでも・・私が行ったときは・・いつも・・車椅子に乗っていた
でも・・今日は・・ベッドで寝ていて
何度か・・声をかけて・・やっと、反応してくれる
ベッドの角度を傾け・・持っていった五感のプリンと
いくらののった散らし寿司を・・スプーンで食べてもらう
ヘルパーさんに尋ねたところ・・最近は、長時間坐っていることが難しく
食事の時以外 ほとんど横になっているらしい・・
枕元には、規則的に体位を変える表が置いてある
世間では・・たぶん猫と母を重ね合わせることを非難されそうだが
最後のほうで・・自身では立てなくなっていったジュニアの姿が浮かぶ
胸が・・締め付けられそうになる
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猫の世話はしてやれるのに・・母の世話をしてやれていない
人間一人の体位を変えてやることすら 今の私には難しいだろうなあ
生きるということ
老いるということ
それが・・どんなに厳しいことか
母も・・ジュニアも教えてくれる
何年か前、ぎゃらりーホンダの個展に
たまたま来て下さった足のご不自由なご婦人が言われた言葉を思い出す
「生きるも死ぬも・・お世話さま」
言葉への反応のほとんどない母の両手を
せめて・・さする
何度もさすることで、赤みを帯びてきた母の皮膚
温度の上がった手の感触
ずっと手を握り続ける私に・・母が照れくさそうに笑う
柔らかい笑顔で・・一瞬、心が救われた気になった
ジュニアのことがあったから・・・よけい思う
どんなに触りたいと思っても・・触れない日がやがて来ることを
だからこそ・・・・・
いつも・・困った時・・助けてくれて
ありがとう・・・
そして・・ふがいない娘で・・ごめん
伝えれなくなる前に・・・心の中で・・伝えた
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