夕方・・『泥の水へとかかる虹』のつちびとを連れて外へ行った
西日のオレンジ色の光の中で写真を撮る
空には・・もう月も浮かんでいた
つちびと展の準備で疲労困憊だが
こんな景色を見れるだけで・・
生まれてきてよかったなあと私は思う
そして・・あと何度、こんな風景を見れるだろうと思う
先日、天王寺動物園に、毎日新聞が主催している『SDG Zo いのちを紡ぐ物語』のイベントの一つ
ドリアン助川さんの動物哲学物語の朗読会に参加してきた
ぎゃらりいホンダでの朗読会に引き続きドリアンさんの朗読を目の前で伺うことができ
さらに・・動物哲学物語の生まれるに至った意味を・・さらに詳しく伺えた
私からしたら多くのことを成し遂げられたと思うドリアンさんのような方でも
かつてお母さんから「あなたは何ものにもなれなかったわねえ」という言葉が心に残り
その後もドリアンさんは自身に問いかけ続け
自分がなしてきたことは、何かと何かを組み合わせ、その化学反応のようなもので
新たなものを生む触媒のような働きではなかったかとの答えに至ったと話された
動物哲学物語は小さい頃から好きだった生物に、学びの時間で知った哲学を取り入れ
生まれた新たな試みの物語だと伺った
ぎゃらりいホンダの朗読会ではわからなかったことが・・腑に落ちた
天王寺動物園は・・私自身も幼い頃、母に連れて行ってもらったし
私も娘をよく連れて行った
娘を連れて行ってからでもすでに何十年も経っているのに
娘と見た時計台が・・変わらずあった
定時になるとドアが開いて中から白雪姫が出てきて音楽に合わせて踊る
ドリアンさんの朗読会が始まるのを待つ間にそれを見かけた時
娘は・・子供のころそれが好きで
白雪姫が出てきて踊るたびに・・一緒に踊っていた
そんな光景がありありと蘇った
娘のことを想う
自分は何げなく言ったつもりの言葉でも・・きっと娘の心に
私は・・消せない傷をいっぱいつけたのだろうなあと
ドリアンさんのお話を伺った後、もう一度同じ時計台の前を通りながら思った
昔にはもう戻れない
戻れないから
これからの言葉は・・大切に選んで行こう
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★★★
今年最後のつちびと展のお知らせ
１１月２８日（木曜日）～１２月７日（土曜日）
１１時～１９時
月曜休廊 １２月１日（日）と最終日１２月７日（土）は１７時まで
ワイアートギャラリー
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