先日、東京の友人から宅急便が送られてきて
箱の中には・・冷たいスープやゼリー、チョコにナッツ・・
いろんなおいしいものが詰まっていた
さらにそんな美味しいものに混ざって・・フェイスタオルに包まれたものがあつて
何か壊れやすいお菓子でも入っているのかと開けてみると
中から・・もう何年も前に私が作った初期の希望のたまごが出てきた
一瞬、あれっ？と思ったけど・・
すぐに 彼女の気持ちがわかった
私はホンダの個展の途中で体調を崩し、まだ回復していないうえに
別のことで落ち込むことがあって・・そんなうだうだをブログに書いていたし
「希望のたまごを自分の為にも作ろうかなあ」なんてこと、ブログでつぶやいたりしたから
それを読んだ彼女が、自分の希望のたまごを私に譲ろうとしてくれたのだ
彼女のその希望のたまごは・・東日本大震災の起こった夜に
それでも猫達にご飯を届けるために外出する時、握っていた卵
東京や宮城のドリアンさんのライブの時も握って連れて行った卵
何かあるたびに彼女がギュッとしていた卵
彼女の握った汗や想いがしみ込んで・・
なにより・・私のことをそんなにまで親身になってくれる彼女の気持ちがうれしくて
だからなのか・・すでにその卵は私が作ったものではなく
まるで私には仏のように思えた
思わず涙まで流れてきた
お礼のメールを彼女に送ったら
「今の可南さんに『希望のたまご』のような存在を送りたかったのです。
でも『希望のたまご』以上の『希望のたまご』はなかったです。」
というメールが返ってきた
また・・泣いた
私は・・つちびとを作り出したおかげで
こんなふうな人と出会うことができた
たぶん・・それは彼女だけではないと思う
このブログの向こうに居てくださる人達
個展に駆けつけてくださる人達
この歳になって・・たぶん初めて
私は・・私の人生をやっと生きれているような気がするよ
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