ある方からいただいた手紙の中の言葉に・・
私が・・なぜ・・つちびとを作ろうとするのか
見えない誰かに・・それでも必死になって届けたいと思うのか
そんな疑問に答えてもらえたような部分があった
「僕は触れることの出来るものが好きです。
触れていると安心することが出来るのです。
日々の生活の中では 自分で自分を否定してしまうことの方が多く、
その感情はより強く他者に向けられて、
すべての行為や存在が否定の中でしか在り得ないような錯覚にさえ陥ってしまうことがあります。
そうしたとき、掌に包み込む陶磁器は浸透した体温が、
再び器を通じて自分に還ってくるかのような優しみを与えてくれます。
生きる為に呼吸するごとに弱り、
吸い込んだ空気の分だけ 命を吐き出しているのです。
そういう日常の不可避の強制の中で、自分が思うとおりに触れることができ
触れられることを拒まないものの存在は救いにもなります。」
この言葉が・・落ち込んでいる私に光をくれました
『つちびと』という作るのも・・運ぶのも・・困難なもの
それでも・・劣化していく右腕をさすりながら作り続け
申し訳なく思いながらも、友人たちの力を借りてでも搬入や搬出を続け
空間づくりにこだわり
なんとか個展を開こうと挑み続けている
たぶん・・・それは
否定ではない世界を信じたいから
届けたいから
そして・・それは
根っこのところに・・・40年間ほど否定され続けて生きるしかなかった自分のトラウマがあります
私・・もう、否定されたくない
否定しあう世界なんて・・こりごりだ!
こう書いていて・・なぜか涙が出てきました
そうか・・そうなんだ
つちびとは・・否定しない存在として・・私が生み出したものなんだ
つらく苦しい時・・別人格を作り出してバランスをとる事例があるように
否定の中だけで・・生きるしかなかった日々に
否定しない存在として・・私はつちびとを生みだした
生み出すことで・・生きてこれた
なんだか・・このブログを書きだして
すべてのことが腑に落ちた
この感情を抱いたまま・・とうきょうへいってきま~す
気づきを・・ありがとう!
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