命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

虚しさの根っこ



昨夜、阪神大震災後の六甲道の駅の修復工事を扱ったドラマ『BRIDGE』を見ていて


思わず、泣いてしまったセリフがあった



いろんな心を打つ場面はあったのだけれど、でもそこではなく



震災前と震災後の風景の(それは生命も含んでのことなのだろうが)、あまりにの激変に


椎名桔平がその当時を思い出して

「パンッと手をたたいたら、もとどおり・・」そう話して


少し間をおいて


「変わらんわな~」とセリフが続いた時


比べることが、世間の感覚から外れているのかもしれないが


私はアルのことを想って・・・泣いた




朝・・ワイアートに出かける前と


夜帰ってきて、アルの死体を見つけてしまったとき



パンッと手をたたいたら、朝に戻って


アルがピンピンしている姿を想像した



そして・・そんなわけはないと思った



私は、まだそのわずかな時間の落差を、受け止められていないのだ




何の前触れもなく・・(気づかなかっただけなのかもしれないが)


突然命が、あっけなくいってしまうこと



ほんのわずかな時間の後先





こういう感覚を、多くの災害で大切な命を 一瞬に失った人は感じているのだろうなあと


やっと、実感した




私が・・今までと違って・・どうすればいいのかわからない状態に陥っているのは


こういうことなのだ




命は・・ほんのわずかの時間の差で、逝ってしまうこともある


さっきまで元気で笑っていた大切な命が、冷たくなることもある


そういうものなのだ



でも、私はその現実を、まだ受け入れられないのだ







ふと・・思った



今回『ペットロス』という言葉を自分に当てはめた時、それだけではないとどこかで感じていた


だから私は・・たぶんそういう言葉はないけど、


『命ロス』なのだ



命という存在が、そんな運命も込みでの存在だということ






私が感じている虚しさの根っこはそこなのかもしれない


アルは、命が持つ宿命そのものを・・たぶん私に教えてくれた


生きれていることの不確定さと奇跡




この虚しさの中から・・私は何をつかむのだろう







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コメント一覧

ねこばぁば
こんばんは
先代の猫達が
あっという間に
全員空に昇ってしまった時
全身を引き裂かれるような後悔
癒えることのない悲しみ
その後に襲ってきた虚しさと孤独感
そして無気力
ペットではなく
間違いなくあの子達は
私の身体と心の一部でした
今も、あの子達の形をした穴が
塞がっていません

手を叩いたら
ドアを開けたら
あの子達が変わらずいてくれると
期待して
静まり返った部屋で毎晩泣いて

時は止まっているようでも
一粒ずつ流れて
あの子達の形をした穴はそのまま
悲しみもそのまま

それでも
あの子達のいない日々を生きて
いつかまた
あの子達とめぐり会える時を待っています

とりとめがなくて、すみません
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