読み続けている若松英輔さんの『生きる哲学』のなかから
辰巳芳子さんの言葉
本当に美味しいと感じるとき人は、何ものかによって自分の存在が認められたと感じる。
自分は、生きていていいんだ、と強く実感する
それを読んだ翌日・・
ふと・・母はどんな思いでごはんを作っていたのだろうと思った
贅沢なものではなかった
でも、たとえば酢の物に柚子の香りを忍ばせたり
初めてオーブンを買ってからは
取り説書に付いていた料理本で
生れてはじめてホワイトソースに挑み
グラタンを作ってくれた
ワンタン麺も鶏ガラからスープをとり
私も一緒に合挽きとネギをワンタンの皮に包んだ
同じ辰巳さんの言葉に
手づくりの美味しさは、
心から「ああ、美味しい」と言いましょうね。
“美味しい"ってこと。
あたり前じゃないんですよ
それを読んでから
ほんの少しだけ たとえ誰も居ない空間でも
そして、ささやかな食べものでも
「ああ、美味しい」って
声に出して言ってみた
ほとんどが・・冷凍食品や買ってきたお惣菜を並べただけの食卓で
食事というよりは・・まるで餌だなと思いながら食べることが多かったのだけれど
時々・・たとえ汁物でも手作りのものを添えたいと思うようになった
この本を読んでいると
いろんなことが祈りなんだなあと思う
食べ物を作ることも
色で彩ることも
言葉を紡ぐことや・・かたちを作ることも
ささやかな祈りの想いが潜んでいるのだと気づかされた
2回の本焼き後に生まれたつちびとの一つを
初めて外で写真を撮った
最初はどんよりした空だったけれど
それでも・・やがて
光が・・さしてきた
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