久し振りに自転車ネタ:プロサイクリング選手(ヒルクライマー)の特徴について

2018年07月17日 | Bike
サッカーW杯の傍ら?で、ツールが開幕しています。まだ山岳ステージではないので、いまいち興味が湧かない吾輩です。
さて、TrainingPeaksのサイトに標記の記事が掲載されていました。要約しておきます。原文のリンクはこちらです。

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プロサイクリング選手(ヒルクライマー)の特徴について
(原題:How a Tour de France Climber Trains for the World’s Toughest Mountains)
July 5, 2018 by Taylor Thomas on Trainingpeaks

(1)ヒルクライマーの特徴
パワー/体重比(単位:W/kg)が高い。彼らは急峻な登坂に於いても、数kmに渡って5〜6 W/kgを出力し続けられる。彼らはまず痩身である上で、長距離に渡って高い筋力を発揮し続けられる。
最大酸素摂取量(VO2 Max)が極めて高い(70〜90 ml/分/kg-体重)。その為、有酸素系で大量にエネルギーを生成出来る。なお残念ながら(?)、最大酸素摂取量は遺伝によって決定される。

(2)ヒルクライムを対象としたトレーニング
 登坂に於いては、パワー/体重比が最も重要である。パワー/体重比を高めるには、
 (a)まず理想的な体重を実現する
 (b)その上で発揮し得るパワーを高める
が主たる方法となる。
 (b)について噛み砕くと、
 ・代謝過程で産生する乳酸の除去能力を高める
 ・有酸素運動及び無酸素運動能力を高める
 ・筋力を高める
 ・有酸素運動閾値を高める
となる。具体的には、
 ・FTP近辺の運動強度での運動持続時間を徐々に延ばす
 ・乳酸閾値以上での運動強度で短時間インターバル走
等が有効である。なお、ヒルクライムの能力も、必要なトレーニングを継続して実践することでしか高められないのは言うまでもない。
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