ＴＢＳ系人気ドラマ「ハンチョウ」が、４月からの第５シリーズ

佐々木蔵之介以外は全レギュラー交代
2012年2月21日（火）07:40
　俳優佐々木蔵之介（４４）主演のＴＢＳ系人気ドラマ「ハンチョウ」が、４月からの第５シリーズで、主演佐々木以外の全レギュラーが一新されることが２０日、分かった。番組関係者は「連ドラのシリーズ作で完結編の前に主役以外のレギュラー全員が変更されるのは、日本初かも」と説明した。

　同作は０９年４月にスタートし、これまでは警視庁神南署を舞台に、ハンチョウと呼ばれる刑事課係長（佐々木）を中心に、６人の刑事の奮闘を人情や絆をベースに描いた。次期シリーズは「ハンチョウ～警視庁安積班」のタイトルで、ハンチョウ（佐々木）が神南署から警視庁本庁に異動。秘密の使命を負う特別捜査１係のハンチョウになる設定だ。シリーズものでは異例のシフトチェンジに佐々木も驚きつつ「クランクイン前からワクワクしています。前作を超える作品を目指します」とコメントした。

　番組関係者によると、レギュラーを一新した理由は、限界を打破するためという。「４作やってきて、安定感を得たが、逆に限界をつくっていた気がします。１度壊し、可能性を追求したかった」。

　共演は比嘉愛未、小沢征悦、福士誠治ら。比嘉は「こんな『ハンチョウ』もありだねと思われるように力になりたい」。小沢は「大好きな佐々木さんとの共演がとても楽しみ」。福士も「新しい世界観を出せたらいい」とコメントした。

＜ハンチョウの出演者＞

　▼第１～４シリーズ　警視庁神南署を舞台に佐々木蔵之介演じるハンチョウこと警部補安積剛志が、中村俊介、塚地武雅、黒谷友香、賀集利樹、山口翔悟らが演じる同僚刑事と、人情、チームワークをテーマに事件を解決。

　▼第５シリーズ　警視庁本庁内に設置された特別捜査１係を舞台に異動してきたハンチョウのもと、比嘉愛未と福士誠治が演じる刑事と、小沢征悦が演じるＮＯ・２の警部補を中心に難事件を解決。扱う事件もテロなど大規模に。舞台も関東全域に広がり、テレビ局など派手な場所も登場。