KANTAROOO Blog

某てれび局のCGデザイナーを引退した かんたろの日々
心にわきおこる興味をお届けします。

近況告知


ひとひろSHOP
   『 ひとひろSHOP 』

かんたろオリジナル作品を並べるお店です。
時々開けております。
オリジナル作品や道具の販売をしています。

   お店は >>> こちら

2014年(11月)の型絵染

2014-11-07 | 芹沢けい介・暦

11月に入ったので 芹沢先生の歴のシリーズも1986年の11月に変えました。

11月のモチーフは落ち葉です。
朱色を基調に黄土色と苔色がうまく使われています。

模様のポイントポイントの拡大画像をと思ったのですが、
ここを区切り撮ると こっちの柄まで入れたくなる。
こっちをギリギリにしてあっちを柄を入れる構図にすると、上の方の柄が少し切れて勿体無い感じに、、、

…まぁ、まぁ。とにかく。
どこまでも美しくて、おいらにはどこも区切れないのでした。(笑)

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明日11/8(土)は
松島屋@祐天寺で切手カフェです。

かんたろも14時くらいから久しぶりに遊びに出かけます。

松島屋さんのFBサイト




2014月(10月)の型絵染

2014-10-20 | 芹沢けい介・暦
リビングに人間国宝の芹沢介先生の型絵染め「歴」のシリーズを飾りはじめました。

芹沢先生はもう他界されているのですが
もともと芹沢先生の染色作品が好きだったのですが この「歴」のシリーズをはじめて見た時。
「よし!買おう!」と決めて、好きなデザインの年だけせっせと集めています。
このシリーズは今でも毎年カレンダーとして富山にある桂樹舎さんが販売されております。
(13,000円ほどです。)
かんたろの宝物の一つです。


今月リビングに飾っているのは
『1986年 -10月-』
来月も違う「歴」を飾る予定です。
そしたらまた画像のアップしますね。

芹沢先生は1945年から、亡くなる1984年まで この「歴」を制作し続けています。
「歴」シリーズはもともと、琉球紅型技法(もともとは布に染める技法)をそのまま和紙に染めて作っています。

戦後空襲でボロボロになってしまった芹沢先生のアトリエで制作ができなくなったのをきっかけに
和紙に染めるこの方法を考案し、戦後の狭い仮アトリエでも制作ができるように試行錯誤したようです。
この美しい「歴」のデザインを型紙に彫り、糊を置き、和紙を染めて、洗い、乾かしたものです。
外国の将校向けに日本のお土産品として作ったのが始まりだといわれています。

芹沢先生は日本版と外国版と合わせて60年分のデザインを作ったようです。
今、かんたろのリビングに飾った1986年のデザインは、もともと1947年の復刻版を元にしてつくられたものです。
1947年の10月も 1986年の10月も 2014年の10月も 同じ水曜日から10月は始まります。

芹沢介先生のデザインと色はとても美しいです。
かんたろが大好きな先生なのです。^^