ひーりんぐたいむ

カナダのバンクーバーでレイキを実践&指導する平野かおりが日常のあれこれを綴ります。
ライター業もやってます。 

チャレンジャーの姿から刺激をいただくピアノリサイタルへGO!

2008年11月07日 | イベント
あらためまして、心身に障害を持つ方たちによるピアノリサイタルのご案内です。

<“Unheard Notes" 初めて聴く夢と希望の調べ
―無料ピアノリサイタル”>

11月9日(日)の夜7時より、
右手を事故で使えなくなったピアニストRaoul Sosaさんと、
盲目をはじめ、多重障害を持つ桑原良恵さん による
ピアノのコンサートがUBCのリサイタルホールで行われます。
(演奏予定曲:Bach-Brahms, Alexander Scriabin, Moszkowskiほか )

これは、ピアノを学ぼうとする心身に障害を持つ人の習得支援を
目的に組織された会
(IPO:特定非営利活動法人日本障害者ピアノ指導者研究会)の
主催で行う無料のコンサートです。

このIPOは来年9月、海外数十カ国から参加者から集めてのピアノの大会、
Unheard Notes- 初めて聴く夢と希望の調べ”を
UBCのチャンセンター( Chan Centre)で開催することを予定しています。

この組織と企画は一人のピアノ指導者・迫田時雄さんの思いから生まれました。
武蔵野音大の教授として多くの指導者を世に送り出すなか、
その教師たちのもとへ、障害を持った人たちが訪れました。

しかし、ピアノの教師たちは、心や体に障害を持った人たちに
どのように指導すればよいのかわからないという現実がありました。
そこで、同じ思いを持った指導者同士で研究しあえるようにと組織を
結成したのです。

また練習者にピアノ技術を高める張り合いをと、発表の場を作ったのが
大会企画の発端でした。

その志に多くの支援が集まりました。名誉会長には日野原重明氏、
顧問には元総理の羽田孜氏を迎えることができました。

そして参加の呼びかけを世界に募って、15カ国から参加者を迎えて行った
最初の大会「ピアノパラリンピック」(於:横浜・2005年1月)は
大成功に終わりました。

昨年はカーネギーホール、国連本部でもデモコンサートを実施。
出演者は満場の観客からスタンディングオベーションを受けました。

2005年には当地UBCで一度デモコンサートが実施されています。
その際に会場に足を運んだSさんからは「素晴らしかったです。
多くの人が行かれるとよいと思います。感動します」とコメントを
いただきました。

ぜひお誘い合わせてお越しください。
このイベントをキックオフとして来年の企画が成功するよう、
バンクーバーを盛り上げていきたいと思います。

Event:Unheard Notes - Piano Demonstration Recital

日程: Sunday, November 9, 2008
開場: 6:30 pm, 開演 7 pm

会場 UBC School of Music Recital Hall, 6361 Memorial Road, Vancouver
  入場料はかかりません。チケット販売もありません。
  定員まで自由に入場できます。

問い合わせ:平野かおり willingcanada@yahoo.co.jp
(取材をきっかけに当地で本イベントのボランティアを行っています)。



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