<ひーりんぐたいむ11月号>
最近、自分の年代でも、日本への一時帰国の目的が高齢の家族の世話という人が増えてきています。
そんな折、社会学者の上野千鶴子さんが先日、日本の介護をテーマにバンクーバーで講演をされました。上野さんは8年前に『おひとりさまの老後』を出版以来、"女性学、ジェンダー研究で日本を代表するフェミニスト”と . . . 本文を読む
前回の続きです。
戦時中のカナダ政府による日系人排斥と戦後の和解の歴史のシンボルとして、ジョイ・コガワ・ハウスを残し、維持していく活動をしているみなさん。
自分の民族とは関係なくても、そのために骨折りをいとわないひとたち。その心にある思いについてー。
と大きく言うのはためらわれるんですけど、少なくてもSさんの場合については、こう感じたんです。
カナダという国が、正真正銘、誇れる自国でありた . . . 本文を読む
日系カナダ人のジョイ・コガワさんはカナダでとても有名な小説家さんです。
第2次世界大戦中の日系人の強制移送を体験されていて、そうした体験をもとに1981年に出版した「Obasan」という自伝的小説でカナダや米国の文学賞を受賞されています。
何度か取材でちらっとお目にかかりましたが、物静かで情熱的、という印象を受けました。
現在、トロントにお住まいなのですが、バンクーバーにジョイさんの生家があ . . . 本文を読む