ひーりんぐたいむ

カナダのバンクーバーでレイキを実践&指導する平野かおりが日常のあれこれを綴ります。
ライター業もやってます。 

6月5日の金星の日面通過

2012年05月22日 | 情報

天文オタクのうちの人が今日は担当です。(←わざわざ日本に金環日食を見に行ってきたんですよ!わたしはお留守番でした。)

関心のある方、どうぞお読みください、

            *   *   *

金環日食、バンクーバーは雨で観測できませんでしたが(部分日食)、日本では多くの人が見事な「リング」に歓声を上げていました。

 
 ところで今年の天体ショーは日食だけではありません。すでに宇宙やエネルギーのことに詳しい方からのご指摘を頂いておりますが、6月5日には「金星の日面通過(Transit of Venus)」があります。
 これは何かというと、日食の時には月が太陽の前を横切ったように、今回は金星が太陽の前を横切る現象です。当然金星は小さいので、まるでテレビ画面の前を横切る蚊のように、その黒い影が太陽面をゆっくり横切っていく(全部で約6時間半かかります)のが見られる・・・というわけです。
 
 さて、この日面通過、天文ファン以外にはあまり知られていません。肉眼では観測しにくいため、一般の人の興味をそそらないことが理由のひとつです。金星の大きさ(直径)は、視力1.0の人が識別できる限界の大きさと言われています。夜なら一番明るく輝いている(今の時期、日没直後の西の空の低い位置)ので誰でも見られますが、この時ばかりは勝手が違います。
 でも今回は直前に日食があったため、日食グラスを用意した人も多いのではないでしょうか。それを使えば、このチャンスを捉えられますし、太陽観測ができる望遠鏡を持っている人などと一緒に観測すれば、より楽しめます。
 
 実はこの金星の日面通過、前回は2004年に起こりましたが、次回はなんと、105年後の2117年12月11日まで起こりません。そういった意味からも、今回の日面通過、挑戦してみたいものです。
 バンクーバーでは15時05分48秒に始まりますが、金星が横切りきる前に日没を迎えるため、最後までの観測はできません。
その他の都市などについては、NASAのサイト
を参照してください。なお、サイト中では全て世界標準時が用いられているため、現地時刻に変換する必要があるので注意してください(バンクーバーの夏時間の場合は、7時間マイナスします)。
 また以下のサイトでは、黒い金星の影が太陽面を移動する様子がアニメーションで見られると同時に、世界各地での現地時刻を連動させて表示しています。ちょっと内容が多すぎて、何が書いてあるのか把握するまで時間がかかりますが、よくまとめて書いてあるサイトです。

 ちなみに日本は、全国どこからでも最初から最後まで見られる絶好の場所となります。

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