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今回のタイトルは、
意味不明な人が多いんじゃないかと思います。
まずは、前置きになるんですが…
背中にある骨
(頭の方からお尻の方まで伸びている骨)
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あれって
「脊椎(せきつい)」って
医学用語では呼ぶみたいなんですけど、
一般的には「背骨」って
呼んでいるような気がします。
※以下はネットに書いていたことを
編集しているので間違いがあるかも?
そんな脊椎は
椎骨(ついこつ)っていう骨が連結して
できているんですが、
頭の方から順番に番号が付いています。
・1番から7番→頚椎(けいつい)
・8番から19番→胸椎(きょうつい)
・20番から24番→腰椎(ようつい)
・腰椎以下に、仙椎(せんつい)と尾骨(びこつ)
脊椎は椎骨(ついこつ)っていう骨が
連結してできている
頚椎から腰椎くらいまで、
脊髄(せきずい)っていう
ストローみたいなのが中を通っていて、
脳からの命令を伝達するケーブル(神経?)が
内蔵されているみたいなんです。
事故などで脊椎を損傷して、
更に中を通っている脊髄を傷つけてしまえば、
脳からの命令を伝達するケーブルを
切断してしまうことになりますよね?
そうなっちゃうと、体に脳からの命令が
行き届かなくなる場所が出てきます。
プロ車いすマンになる過程で、
多くの車いすマンと出会いましたが、
この脊髄を損傷したために
歩行が困難になって
車いす生活を余儀なくされた人が多くいました。
※ここから本題です…
「君は何番やってんの?」というのは、
「君、出身はどこなの?」
「君、名前はなんて言うの?」
そんなニュアンスで、
車いすマン同士がよく交わした言葉…
(君は可番の椎骨を損傷しているの?)
というわけです!
さて…そんな脊髄損傷は、椎骨の受傷場所によって
脳からの命令が行き届かなくなる場所が異なります。
詳しく書くと、
頭の方から順番に付いた番号が
小さいほど重い障がいが残る
(損傷したところより下に
脳からの命令が届かなくなる
=
番号が小さいほど
命令が行き渡らない場所が多くなる)
みたいです。
施設に入所していたころや、
障害者スポーツ関係で
大会や練習に参加したときに、
「ケイソン・セキソン」という言葉を
よく耳にしました。
みなさんは聞いたことがありますか?
ケイソンというのは、
頚椎にある脊髄(頚髄:ケイズイ)を損傷した
頚髄損傷の人を指し、
そのほかの椎骨にある脊髄を損傷した人は
セキソン(脊髄損傷の人)と呼んでいました。
同じ脊髄損傷者なのに、
なぜ区別していたのかですが…
おそらく以下の2つではないかと思います。
①車いすマンを訓練する場合、
ケイソン以外は上肢に障がいが出にくいため、
車いすに乗れば訓練次第で軽快に動けるようになる
=
区別することで指導しやすかった
(訓練方法が異なっていた)のかなという点
②障害者スポーツには、
②障害者スポーツには、
競技に公平性を出すためにも、
障がいによって力を出せる限界が違う人を
区別するということから
障害クラス分けという特殊なルールがある点
最後になりますが…
頚髄損傷の人は、
受傷場所(頚髄)が頭に近いため、
下肢に限らず上肢も満足に動かせない
四肢麻痺になることから、
車いす操作も非常に困難を極めていました。
そのほかの椎骨にある脊髄を損傷した人は、
車いす操作が軽快な人が多かった気がします。
このように、同じ車いす使用者であっても、
障がいを負うことになった経緯の違いによって、
力の出せる程度が異なります。
みなさんには、そのことをわかってほしいです!
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