ウェルカムボードを作りましょう！

今月、結婚式を迎えられるお嬢様のためにウェルカムボードを作りたいとお電話をいただいたのは半月ほど前のことでした。
以前、私のアトリエでやはりお嬢様のウェディングにウェルカムボードを手作りしてプレゼントした方からのご紹介で連絡をくださったそうで、本当に嬉しいお話です。
お式の日程まであまり時間がとれないとのことで、事前の打ち合わせは無し！ということになり、今日のレッスンを迎えたのでした。
イメージも伺っていなかったので、いくつかのデザインを想定して花材や資材を準備しておきました。

午後からの１回のレッスンですので、まずはイメージからデザインを決めなくてはなりません。
「ホワイト×ピンクでお花と実ものをたくさん！」が、お嬢様からのリクエスト。
ただし、義理のお姉さまが描いてくださるイラストをボードにプラスしたいとのことでした。
文字のあるウェルカムボードはお譲さまのお友達が作ってくださるそうなので、式場にお花を添える、という意味合いで、お花をたくさん使った少し華やかなものにしたいというお話を伺いました。

さあ、そこまで伺えば、まずはお好みの花材を選んでいただきます。
白の大輪のラナンキュラスがまず決まり、優しいピンクのオールドローズ系のスプレーバラもセレクト！
少し赤みのかかった小さめのラナンキュラスも加えて、可愛らしい実をつけた紫の枝ものにブドウの房…
グリーンのアップルもたして、ワインカラーのグレープのリーフがベースにのぞきます。
プリングブーケ用にお母様が用意したリボンも使わせていただくことにしました。
ブーケの思い出も一緒にフレームにとどめておきますね。





こうして、全体のイメージができたら、作業のスタートです。
ベースにアンティーク調のペーパーを貼って、リーフをちらし、フレームに納めたら、花材を立体的に見えるように貼っていきます。
そこからはあれこれと花をつけたり、枝を貼ったり…

生徒さんもだんだん、楽しくなってきたようで、時折、出来上がりを確認しながら、満足そうに眺めていらっしゃいました。

ブーケのリボンでリボンボウを作って、実ものをつけて、最後に全体のバランスを見ながら小花をあしらいました。

「本当にこんなに素敵に出来るなんて、びっくりです！」と生徒さん。
お嬢様の驚く顔が目に浮かぶようです。
お母様の頑張りと愛情に拍手！！