象面鳥
いつも仲の良い、象と小鳥がいた。
この鳥は象の頭にとまり、天敵の大型鳥から身を守っていた。
そのかわり、象に寄生する虫を食べ、お互いに助け合って生きていたのだ。
ある時その小鳥が傷だらけで象のもとに飛んできた。
象は小鳥に事情を聞いた。
たまたま高いところを飛んでいたら、天敵に襲われたようだ。
象は怒った。
私が仕返しをしてやる。
しかし小鳥は、それは無理だと言った。
なぜならその天敵は高いところに住み、
地上には降りてこないからだと言う。
象は考えた。
ならば私が飛ぼう。
その日から象のダイエットが始まった。
体重だけでなく、耳を改造して翼にするという
過酷な訓練に耐えた。
そしてついに、象が飛ぶ日がやってきたのだ。
ISEKOBO

やっぱ変?