合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

カスミ大往生

2015-05-15 | 動物といっしょ
2015年5月14日木曜日。

11年と半年我が家で一緒に暮らしてきたセキセイインコのカスミ(♂)とうとう力尽きてしまいました。落鳥です。

この冬は何度も危機があり、ちょっと寒いとまん丸に膨らむようになってはトイレ(家の中で冬場一番暖かい。夏は極寒)に閉じ込めて更にヒーターで加熱、30℃以上に温めてやっと復活、というのを何度も繰り返してきました。換羽も頻繁になり、ここ数ヶ月は飛ぶことができなくなり、とまり木から止まり木へ飛びそこなって落ちたり、飛び上がれなくて壁をよじ登ったりしていましたが、それでも鏡(愛人)に向かって歌い、一生懸命餌を吐き戻して求愛したりと元気なおじいちゃんインコでした。でもここしばらくは大好きだったピアノの音にも反応がなくなって…。



数日前の写真です。やっぱり寒かったかな。少し膨らんでいます。



最後の最後までとにかく人間を恐れていたけれど、なぜかチンピラ犬は全然平気で、近くでギャンギャン吠えられてもびくともしていなかったのが不思議。


12日の昼間、とまり木から水の中に落ちたとき、救い上げて手の中で温めましたが、以前のように抵抗する力もなくなっていました。それでも、しばらく経ったら自力で壁を登って上の止まり木に戻っていたから、この子もしかしたら不死身かなって期待して、上の止まり木でゴハンも水も済ませられるように模様替えしたしたところだったんですけども…



平均寿命が7年ほど、と言われるセキセイインコのこと、それでも大往生です。2004年の10月頃中雛で我が家に来て、11歳と半年ちょっとかな。



ソラちんのお嫁さんになんとか、日本にいた頃みたいに卵を産ませてヒナを育てよう、と迎えたら実は男同士だったというオチでしたが、ソラとカスミは本当に仲良しだった。今頃再会を喜んで一緒に飛び回っているんじゃないでしょうか。くきさん、ほぷちゃんにも会えたかな?お空でほぷちゃんに食べられませんように。(ほぷちゃんの「なによー。おともだちになりたいだけなのよー。」という声が聞こえて来そうですが、いやいやいや…)




そして、事件が発生。 窓を覆い尽くしてしまうほど伸びまくったブッシュを切り詰めなければ、と作業にとりかかったオットからSOSコール。行ってみると…



またこんなん生まれてくるんでしょうかね。カスちゃんの生まれ変わりだと思って温かく見守っていくよ~!。





旅するうぃるち

2015-03-10 | 動物といっしょ
先月、急遽思い立って娘のところへ。


「まだでちかー。」


遠い遠い遠い遠い…



到着!



実はブーちゃん、このたび、独立して自分のサロンを持つことになりました。ひえぇ~。



おかーさんが一国の主になったのね。



「苦労して遊びに来てやったのにいきなりこれでちよ。」
本当に、毎回爪切り・ブラッシング、ありがとうございます。



ビル風の中、大学町をちょっとだけお散歩。


そしてこの週末は、春休みを我が家で過ごした息子を大学まで送り届けました。ハイウェイがないので片道3時間ちょっとかかる250km。まあ、ブーちゃんのところの半分と思えば…しかし…



長い!!!




到着。



いつ見ても、ここのキャンパスはなんとなく心がなごむなあ。




この街は我が家よりも雪がひどかったようで、まだまだ凍りついていました。



「こんなもの見にこんな遠くまで来たでちか?」



いや、でもね。桜の蕾も膨らんでたよー。




「花より雪でち。食べまちよ。」



「お散歩おさんぽ」



「するとそこにはでちね!」




うぃるちの長年の憧れ。ハーディングドッグごっこ(かなり違…
すっかり足腰弱くなって走るのもノタノタなのでこういうことやっても安心です。



「やりまちたよ!」



「やったでち!」


「やったんでちよ!!」」





「でもどうやら褒められたことじゃないらしいんでちた。」




自転車のコース下見で回り道。そしたらこんな状態でびっくりしたなー。



そしてまた長い長い帰り道。



先週木曜日はマイナス16℃で、日曜日にはプラス13℃。車の中は暑くて、雪が解けて流れる音が聞こえ、地元には洪水注意報が出ています。大陸は激しいなあ。
でも、春は近づいていますよ。


ゼラニウム



マツバボタン


わくわくしております。


雪が深いと困るんでち。

2015-02-25 | 動物といっしょ




「食紅に抵抗なくなったおばーさんが、バレンタインズデーのプレゼントくれたでちよ。」鬼教師S君がばら撒いてくれたギフトの横流し。




「んがっ!」
※良い子は(人も犬も)真似しないように。




おにいさんのあとを継ぐには今ひとつ…



フォトジェニックじゃないんだよねえ。。。。




「余計なお世話だってんでちよ。」
なんだかんだ、一人っ子生活満喫中。




ところで今朝の気温です。。。



肉食獣のように白菜を食いちぎる元気なカスミちゃんは一応一番暖かいトイレに避難。




さすがに安心ベスト着せてお散歩に行きましたが…何これ?
おまけに、帰ってきてから脱がせるとき、マジックテープのビリビリにびびってまた「咬んでしまったでち。」



笑えるお散歩の様子ですよ。

「笑いごとじゃねーでちっ!」




びみょーな重さなんですのね。


おにいさん近況報告

2014-11-10 | 動物といっしょ



「おにいさんは、相変わらず傍若無人でちよー。」



たまーに弟が主役を張ろうとしても…



しっかり後ろで睨みきかせてるもんね。



なんと、この歳になってローハイドに目覚めたというか。
……意地になってるというか。


お背中にLEDのチッコンチッコンつけて夜中も庭でお散歩。救出隊は足腰強くなりました。




し、し、しししししし・・・・・

2014-11-08 | 動物といっしょ


…死んでなかった。


寿命がまた縮まりました。
白髪が1%増えました。

そして、衝撃のあまり揺り動かしてしまったら

「うるせー、寝てたのに、なんだよ!」

って怒られた…

怒ってくれて良かった。

でも、起こされたくなかったらもうちょっと普通に寝てくれ。

頼むよ、クキさん。

 

クキさん、借りてる人生?

2014-11-03 | 動物といっしょ

はい、毎日を一生懸命生きてるクキさん12歳特集です!

「今日は(も)オレを特集してみるって。」



お散歩



休憩




ポーズ



休憩






小さい頃から大好きだった葉っぱのおフロ


今年も入ってみた。…で足元が見えなかったせいか、車椅子ごとコケました。




靴下脱いじゃった現行犯を捕まったところ。



「オレじゃない。」 キミだってば。



「家中がラグだらけになっていくけれど、敢えて、そんなものは避けて寝るオトナのオレ。」 …で、立ち上がれなくてヒンヒン泣くんざますね。せめてすべり止め靴下をちゃんと履いててくれればいいんだけど、脱いじゃうからなー。



時々おしゃれ



時々お出かけ



「秋の匂いがする。」



「あちこち探検中。」




ずぶ濡れのゴルさんに遭遇。もう7マイルも歩いて暑くなっちゃったから川に飛び込んだんだって!7ヶ月のパピーは若いなあ。



記念撮影



「いっぱい歩いた。」



「お天気もよかったし。」






休憩中



この家はハロウィーンのために夏中雑草を茂らせてみたのだろうか。




ポーズ


ポーズ



ポーズ



以下同文









「せんろ~」



「えき~」



「ふみきり~」




これはある日の事故。内輪差で後輪が花壇に乗り上げた模様です。



「あんなの毎日やってるからへっちゃらなの。」 さすがに慣れて、いちいち心が折れなくなった今日このごろ。



「でもあんなとこに花壇とかなかったらもっといいと思う。」




振り出しに戻る。庭のバチェラーズ・ボタン(ヤグルマギク?)と。



「オレカメラ目線」
「ボクとしたことが…」





最近のクキさんごはんです。今までのご飯をタマゴと水と小麦粉で焼いて、要するにお好み焼き風。ご飯粒みたいに散らからなくていいんだけど、これも飽きてきたみたい。ああ~。



「だから、こうやって毎日チーズフォンデュなら問題ないのに。」


お散歩途中、いろいろな人に声をかけられます。どうしちゃったの?病気?怪我したの?治るの?…12歳なのだというと皆さん安心た様子で、[良い人生だね!]って言ってくれる。特にお年寄りはクキさんに優しいような気がします。この前「おお、それじゃオレと同じだ!Borrowed lifeだね!」なんて言われました。borrowed life 借りた人生か… いわゆる「オマケの人生、お釣りの人生」でしょうか。そうだね。ほぷちゃんのぶんも長生きしてるんだもん。ほぷちゃんに借りてる人生なのかな?



「そうなのよ~。かしてあげてるのよ~。たのしみなさ~い。」

ああ。ほぷちゃんは完璧だったなあ。ババ孝行だったなあ。おりこうさんでかわいくて、天使だったなあ。ずっとクキさんを見守っててね。




車イスでタテになる。

2014-10-18 | 動物といっしょ
なんかpingが飛ばされてないような気がするのでテスト投稿……と言っても何もないと寂しいので、なんとなく使い残した写真を放出してみる。


「かわいーと言われまくったオレ」



「あんまり褒めてもらえなかったボク」



先日、ちょっとした事件(事故?)が発生しました。


クキさんこの傾斜を垂直に登ろうとして失敗、そのまま尻もちをついて車イスごと縦になってしまった


さすがに写真を撮る余裕はなかったのですが…



実は、こんな姿。すごく可愛かったりして。本人(犬)は呆然としてパニックになるのも忘れてたので写真撮られてもきっとだいじょうぶだったよね、なんて鬼畜なことを考える祖母であります。



「笑うに笑えず辛かったみたいでちよ。」


他にも、内輪差(というか…)前足で消火栓を回りこんでも車輪はぶつかってしまったりして、そうするとまた心が折れちゃう。車イスにはずーっと張り付いてないと、ですね。




おかげさまで

2014-10-11 | 動物といっしょ
クキさんお誕生日が過ぎました。



「この頃まだ11歳のガキだったオレ」



「いや~若いな。」



「というわけで、立派な12歳を迎えたオレ!朝はひなたぼっこをして過ごした。」




「おめでとう!オレ!!」
ティーンネイジャーまであとひとつ。




「もうランドセルは卒業しちゃう。」
「兄さん、大人でちね。そういうボクも9歳でちけどね。」




12歳の記念に、これからご飯はお好み焼き風。オトナはごはんをこぼさないんだもんね。ばーちゃん、ごはんつぶ地獄に疲れたから





今週はお天気ずっとグズグズなんだけど…



お誕生日当日は唯一の秋晴れ!
「だって、日頃の行いがいいから。」


車イスで近所をブイブイ楽しくお散歩して、ウチの前庭で木陰に座ってそよそよ、そしておやつのマフィンを出したところまでは良かったけれど…



「どよ~~~ん」


何がどよ~~~んかって、この総領の甚六っ!マフィンが大きくて食べられない。



「そんなの……」



「おクチに入んないし…」
「兄さん、ここは一つ安心してボクに任せるでち!」




しょうがないから、一口ずつちぎってちぎって…。



食べ終わると、水の中に落ちたカケラを取ろうと、水を飲み干す作戦に出た弟(哀)。



「でも、わりとすぐお腹がカポカポになってあきらめたみたいだった。でも顔が全部ビショビショになってた。」



お昼すぎに家の中へ入ったらしばらくぐずってコトッとお昼寝して、起きたら晩ごはん。毎年恒例のシャケちらしとカステラ。



「やっぱり一人で食べるなんてムリ…」
なので、ばあやの手給仕です。やっぱりご飯はポロポロして大変だ。



満足満足…で夜になりました。やっぱりコロンと寝ました。そのぶん、夜中に起きて朝まで夜泣きしてたんだけれども。



チキンの足も、シカの足程度には復活。かかとだけ、まだガジガジするのでそこだけハゲております。



さっくり12歳になることができました。本当に感無量。この日を迎えられるなんて。

この調子だと案外あっさりティーンネイジャーになったりして、「ばーちゃんのバカ、タバコ吸ってやる!」とか言い出すかもしれませんね?楽しみだー。


紅葉のお散歩

2014-10-07 | 動物といっしょ


カタスミ・クッキー君 11歳と363日。



「イイ日もあればイマイチの日もあるって感じ?」




「イイ日の顔」



「イマイチな日」



イイ日は車でお散歩に出かけてブイブイ言わせてみたりもします。



1kmくらい歩いちゃった。



紅葉まっさかり。



ハロウィンの季節なので週末ともなるとどこもかしこもイベントやってます。「オレも仮装してくればよかった。」




なぜか子どものイベントにはつきものの消防車と。




さすがにうちに帰るとクタクタです。でも満足満足。
「ところでオレってあんよ何本あったっけ?」




この夏のお手入れなど

2014-09-25 | 動物といっしょ


今日もクキさんが ごはん食べさせ薬飲ませ大格闘の末ようやく 平和に寝てらっさる間に…。

バアは安心して、うぃる吉のこの夏など振り返ってみたいと思います。

今年は爽やかな避暑地のようなすばらしい夏だった中西部。それでも何日かは30℃を越えたりもしたので。


噂のつけ置き洗いなどしてみました。



ビミョーな関係のオバさんですが、おやつをちらつかされると節操もなくなんでも言うこと聞いちゃううぃるちです。



「とぉりゃぁ~でちよ。」


よく出来ました!



それなのに



どういうわけか



反対側からは



どうしても




「ムリなんでちよ。」



というわけで最初に戻り、つけ置き洗い。しばらく放置して目を離していたら容器が水圧で丸くなってました。びっくりした!


「つけ置き洗いは終わったでちね。」




「水もしたたるイイうぃるちでちよ。」




「オマエって情けないな。」
とっくにおフロなんて卒業なさったお兄さんは余裕です…が…



遡ること3週間。恐怖のオカアサマの前では威張れないクキさん。



「やめろー!オレお手手なんかない~~~~~~~~~」


ブーちゃんはうぃるちの爪切りにも果敢に臨みます。



「いっそ殺せでち。」



「みなさん、かわいそうなボクにお見舞いの品をくれるといいでちよ高級なプレミアムフードなんかじゃなくていいんでちよ。ペディグリーを腹いっぱい食べたいでち。」

やっとダイエットフードで適正体重になったのでこのままがんばるよ、うぃるち。ダイコンの葉っぱ煮たから少しあげようね。




クキさん、シヌシヌごっこから復活

2014-09-22 | 動物といっしょ
実は!一週間前の9月14日土曜日、クキさんは急にガックリ弱くなりました。そして日曜日、立てず、歩けず、自力で食べられず、トイレにも行けない状況にありました。一晩中悲鳴のように泣き続けて、見ていられませんでした。

家族の誰もが覚悟を決めたその翌日の月曜日から、ゆるやかに復活。

最近では少しずつ車イスでお散歩も。



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いや、それどころか、今日はとうとう車イスなしでも歩くように!!
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ちょっと右に寄っていっちゃうんだけど。でもまさかの回復っぷり。



そんなこととは思わないから、部屋はすっかりバリアフリー仕様にしちゃいました。というか、私が外出から帰るたびに、助っ人ブーちゃんが部屋のレイアウトを変えていて。このファミリールームから他の場所へはステップを登らなければならないので、もうクキさんにはこの部屋の中だけで生活してもらおうと。食事も水も全部ここ。床は滑り止めのラグ敷き詰め!おかげでうぃるちのお家はせまーい廊下を通った遠いところに。

ところが、ですよ。一旦とことん悪くなった後から、それまで使えなかったスロープを使って自由に他の部屋へ行くようになったり、ハードウッドの床から自力で立ち上がったり、嬉しいけれど信じられないことばかり。



食欲は落ちちゃったので、体重減らさないために、ババごはんはまさかのチキン200%に増量、各種野菜、タマゴ、フラックスシード入り。




最近、こころなしかふたりが寄り添っている姿がよく見られるのはどうしたことなのかな。。。



これがやらせじゃないなんて信じられない。





ところで。どうしてクキさん、首にドーナッツ枕巻いてるの?



それは。



靴ずれを舐め壊して床ずれに進化させちゃったクキさんが今もすきあらば、と狙っているからです。クキさんのかかとを守るため、24時間監視体制中。













この下、クキさんのカカト、えぐい写真です。










↓↓↓↓閲覧注意↓↓↓











トリ肉!






じゃなくて



クキさんの足 化膿したところは乾かさないとってことでドクターにそられちゃいました。



まったくね。






一日舐めないでいられればここまで回復するんです。でも、コリーの長い鼻はドーナツカラーをものともせずかといってエリザベス・カラーを使うと首を振り回してそこら中のものにぶつけて取ろうとしちゃうので、これまた危なくてしょうがないです。


もう長くないと覚悟して、とことん甘やかしてしまった一週間。24時間マッサージ付き、主食はカステラ、泣けばすぐ誰か来てくれる生活からのリハビリは大変そうです。シヌシヌごっこはもうこれっきりにしていただきたい。



「主食はカステラでちっともかまわないし、24時間のマッサージもくるしゅうない。だいたい、オレが鳴いたらいつでも飛んでくるべき。」


今回の死ぬ死ぬごっこで、ご心配をおかけした方々、まことに申し訳ございませんでした。お祈りありがとうございました!!たぶん回復したのはそのお陰ですね。




微妙に低い車椅子

2014-08-26 | 動物といっしょ


クキさんは元気です。



足引きずって赤くなっちゃったんでドクターに診てもらったところ……



車椅子がびみょーに低い。足を引きずるほど低くちゃダメだって。そしてトウシューズの重みがまた引きずりに拍車をかけていたんです。

ということで、タイヤの角度を上げてなんとか少しだけリフトしたら調子よくなりました。どうしてもまだ低いようなら1サイズ長いStrut(支柱←新しい単語なので覚えるために書いてみた)を買いましょう。サイズ合わせは難しい。クキさん、また体重が減ってしまって最盛期74パウンド(34kg)もあったのが今では54.4パウンド(25kg)。なんだけど、今使っている車椅子はlarge dog用の70-150 Lbs (31-68kg)なんです。これが小さいとは思わなかった。どんだけ細いのよ。。。




病院ではこんな子に会いました。アイリッシュ・ウルフ・ハウンド。お隣さんのグレートデン、ケイティさんなんてこの子に比べたらパピーだわ。



あ、そうそう。赤くなっちゃったところを保護するために、コットンをテープでぐるぐる巻にして小さいドーナッツ作ってマジックテープで貼り付けるといいって。(覚え書き)



引きずる足をプロテクト

2014-08-18 | 動物といっしょ

Degenerative Myelopathy (DM 変性性脊髄症)という病気は、生きているうちに確実な診断を付けることは難しいそうなのですが、最初に見つかる主な症状として、足のナックリングがあります。岐阜大学動物病院さんのサイトがわかりやすかったです。

普通なら、地面を蹴るときに伸びた足首が、すぐ次のステップのために戻らなければいけないところ、戻すことができず、甲が伸びた形で引きずってしまう。後ろ足を擦って歩く事になります。ドクターがクッキーの片足を持ち上げ、何度か手で甲を伸ばしてみて、戻りが悪いのを確認したのは2ヶ月前。その時はまだたまに擦る程度だったのに、今はもう右足は完全に引きずって歩き、左足も始まってしまった様子……とにかく、運動させること。筋肉をできるかぎり衰えさせないこと。そのために対策が必要でした。


それで、車椅子の導入となったわけですが、速く歩けるようになった途端、後ろ足の爪が削れ、あっという間に出血してしまいました。そこから試行錯誤。靴下を履かせたり、その中にトウパッドを詰めてみたり、ガムテープでぐるぐる巻にしてみたり。ゴムで止めたり。でも、どうしてもやっぱり脱げてしまうんです。犬用の靴や靴下。ネットではいろいろあるけど、ありすぎてどれがいいのかわからない…

そのときふと目についたのがトウシューズ。履かせてみたら、なんとクキさんの足と私の足はピッタリ同じサイズ!

犬のかかとは上がっていて、くの字に曲がっているところなんですが、そこにトウシューズのかかとがぴったりはまる!これなら引きずっても絶対につま先を傷めない。


ところが…履かせた途端にパニック→動けない→脱ごうとして蹴り上げる→後ろに進んでしまいさらにパニック!……な状態でした。動画はコチラ

トウシューズは靴底が硬くて、まったく曲がらないので違和感ありすぎだったようです。そこで、つま先の硬い部分だけを残して靴底を剥がす作戦に。




ここまでトウシューズを分解したのは初めてだけど、まさかここまで手強いとは思っていなかった。手にもハサミにも拷問の時間でした。


私が何日もかけて不器用に改良を試みていたところへ、助っ人ブーが登場。エンゲージメント・ピクチャーを撮りに里帰りです。


「まかせなさい!」状態のブーちゃん。クッキーの足の大きさに合わせてシューズの幅も詰めて、少しでも快適なようにと、中敷きまで入れてくれました。この後の改善で、リボンをかかとのところに2本付けて脱げにくくなりました。



足の指が



曲がるように



なったら絶好調。

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右足引きずりながら速いこと速いこと。



「どや」



遠出もできるようになりました!あ、ブーちゃん蚊に刺されてカユカユだ。



「休んでたらヘソ出しのおねーさんたちに挨拶しそこなった!」


ところで、ハードウッドの床は犬の足に悪いと言われていますが、我が家は見事に家中ハードウッドです。クキさんは案の定滑りまくりで立ち上がるのも大変。近頃は、買い物のたびにラグ買ってるんじゃないかと思うくらい家中がラグだらけになってますが、それでも全部はカバーしきれない。ということで、家の中では別の対策を。



これ。全面トラクション付きの靴下。



少し幅を縫い縮めるとピッタリなんです。これで、滑りや立ちごけがずいぶん減りました。



こんなにもらったの。



実はコレ、トランポリン用のソックスなんですね。先日、「け」君の弟の誕生日パーティがトランポリンの施設であったので。(写真はトランポリンドッジボールに参加したおにーさま方)


おまけに、この夏の画期的な発明をもう一つ。


「何の真似でちか。」


マズル(invented by フー)です。やっぱり、ブラッシングとか爪切りとか、毛玉取りでちょっとブラシが引っかかったり、ちょっと力が入ったりした瞬間、パニックで噛んでしまうのが本犬も死ぬほどトラウマになるみたいなので、それなら物理的に噛めないようにしてやろう、というフーちゃんの親心。ニンゲンも、噛まれないのがわかるとビクビクしないで作業できるので好循環です。こちらの緊張が伝わると犬はますます神経質になってパニック起こしやすいので。

もちろんうぃるちはアンハッピーだけど、それでもこれが終わったらおやつがもらえるとわかっているので我慢我慢。

発明の夏だったなあ。 ←そう?


ドッグパークへ行きました。

2014-08-13 | 動物といっしょ
クキさんの車いす、なかなか順調です。調子が出すぎて右の後ろ足を引きずって血が出ちゃったりしたのは大失敗でしたが…


「オレ、ドッグパークへ行ってみた。」
もう無理だと思っていたのにまた念願かなって感無量ナリ。



「注目浴びてちょっと照れちゃった」



「ごあいさつ」

もともと、よその犬と仲良く遊ぶというよりは、飼い主さんたちと社交するのが目的のクキさん、たくさんのヒトに撫でられてごきげんでした。


その一方で……



相変わらず…




ツルツルした筋肉質の黒っぽい男の子が大好きなヘンタイうぃるち。




「今日はこのグレートデンさんにロックオンでちよ。」



しかし、まったく相手にされず



めげずに別の黒い子を狙ううぃるち。ストーカーで恥ずかしい。




「ああ、遊んだ遊んだ。」
「ボクの愛は誰にも受け入れてもらえなかったでち。」


その夜のクキさん、よほど疲れたんでしょう。




落ちる…っ!




意識不明で寝ているのを良いことに、実験開始。ここからつま先プロテクションの試行錯誤が始まりました。



じゃじゃーん


結果はまたのちほど…



クッキーの車椅子を気にしてずっと付いて歩く7歳くらいの男の子がいました。いくらまわりの大人が「この子(クッキー)はこれで歩けるようになって幸せなんだよ」と説得しても聞かず「かわいそうだ」「いつになったら治るの?」「良くなるの?」と心配してくれていました。いつかわかってくれるかなー。



お外でやきとり

2014-08-11 | 動物といっしょ
猛暑と日本の皆様には申し訳ございませんが…今年、こちらの夏は記録破りの過ごしやすい日々。7月なというのに、動物園やら散歩やらセグウェイツアーやら、大変楽しく過ごしました。


フーちゃんの定番、外ごはん


オットが日本からはるばる運んでくれた七輪は、今でも大活躍です。Trader Joe'sで木炭買って炭火焼き。


「あーん」



「あむあむ」



「焼き鳥大好き~」



「ボクもやきとりは大好きでちよ。」



「ベロに付いてるのはコーンのカケラでちねえ。。。」



「あああ~夢のやきとりでち~。」
うぃるちもちょっぴりやきとりもらって、コーンをたっぷりもらって幸せな外ごはんでした。


フーお母さん、無事日本に到着。行きも帰りも台風ニアミスでどうなることかと思われましたが、シカゴの空港で7時間足止めをくらった程度で済みました。よきかな。