この地方で言われる「母の日を過ぎるまで、本格的なガーデニングをしちゃいけない」という教えの通り、今日の最低気温は1℃。地面は霜で覆われました。今年は「本格的な」どころか、畑の準備も種まきもほとんどしていないのです。ガッカリしなくて済みました!
支障もとい師匠へ。現在のバラちゃん4号です。背、高っ!
さてさて、カリフォルニア旅行記ですが、あれからかれこれ1ヶ月近く経つのですねえ。早く進めないと~。
LAからサンフランシスコまでは、安さが売りのSouth West航空にて。この会社のすごいところって、バスみたいに自由席なところですよね。私のボーディングパスのアルファベットが早いほうだったので、無事早めに入って、フーの席も確保できました。
実は我々、サンフランシスコでの宿を、まだこの時点で決めてなかったんです!前から調べてはいたのですが、土曜日の出発日、帰りの便が朝5時出発ということもあり、どこに宿を取ったらいいのか、という時点でまず行き詰まっていました。少なくとも水・木は市内でいいかとも思ったのですが、ネットの口コミ情報を見れば見るほど、値段と口コミレビューと条件に振り回されて決められず…「とりあえず行ってみよう!」ということに。当ては空港のトラベルエージェンシーか街の観光案内所。なんとかなるでしょう。
サンフランシスコの空港はドメスティックとインターナショナルがまっすぐそのままつながっていました。まずインフォメーションセンターで相談。3日目は空港近くのホテルを取るにしても、はじめのうちはSF市内に泊まった方が何かと便利だろうとのこと。大抵のホテルには、有料で空港へのトランスポーテーションサービスがあるけれど、真夜中にも可能かどうかはわからないとのこと。
とりあえず、市内へ向かうことにして、避けた方が良いエリアや便利なエリアを教えてもらいました。次にトラブルエージェンシーへ。宿の紹介と予約をしてもらうと、10ドルの手数料がかかるとのこと。四の五の言えた状況ではありません。
予算を聞かれて、堂々と「できれば100ドル以内で!」と答えるとスタッフのおばちゃん絶句。「市内では無理じゃないかと思うのよ。」と言いつつも探してくれました。なんと、市内中心地のPowell駅から1分という好立地で条件に合うホテルを発見。オンラインの他、冊子になった情報誌で写真も見せてくれました。なかなか良さそうです。でも実は利便性では好立地ではあるものの、びみょーに「危ない」と言われたエリアにかぶっているのです。
「このあたりはちょっと治安が悪いと聞いたのだけど」と正直に言うと、「待って。その話をあなたにした人は何歳くらいだった?お年寄りは必要以上に怖がるのよ。」と。
そういえば、そのエリアを「私だったら絶対にそのあたりは歩かないわ!」と教えてくれたのはボランティアとおぼしきインフォメーションセンターのおばあちゃんだったのでした。考えてみれば、日本でもお年寄りは都会を避けるかも。エージェンシーのスタッフによれば「ホームレスはどこにでもいるもの。こっちがしゃきっとしてれば大丈夫よ。」と。
時刻はすでに夕方、でも即決は避けて、ちょっと時間をもらい、空港のフードコートでSushiを食べつつ(これができるのが西海岸のすごいところ)フーと相談しました。二人ともスタッフの言うことに納得できていたのでとりあえず初日はそこに決定。かつて家族で、ナニを血迷ったか、バンクーバーで一番「危ない」と言われているエリアの安宿に泊まって現地人に驚かれた経験もある私たちです。なんとかなるでしょう。
ということで、エージェンシーに戻ってホテルを予約してもらいました。すると!なんと、夕方ギリギリの割引で、10ドル安くなってました!らっきー
待てばカイロの日和ありって感じ?<違
SFの空港から市内へはBARTという地下鉄に乗ります。
券売機の使い方が慣れるまで難しかった。クレジットカードを入れると、自動的に「20ドル入れた」と認識され、そこから必要な分の金額を引いたり、足したりしてチケット代を払うようになっています。
昔の西武新宿線みたいな雰囲気。
違うのは電車の騒音!思わず眉間にしわが寄るくらいうるさい。でも通勤客たちは平然としてました。慣れるんですねえ。
到着したサンフランシスコは残念ながら雨。頼みのインフォメーションセンターも時間外で閉まっていたので、雨の中ホテルに直行です。ホテルは、誇張でなく駅から1分。ところが、その1分の間にホームレスに声を掛けられること、じろじろ眺められること。そのホテルは、超メジャーなメインストリートから分かれた道の本当にすぐ角にあるのですが、その交差点を渡った途端にガラッと雰囲気が変わるんですね。
少々不安になったものの、見つけたホテルそのものは扉もしっかりしているし、ロビーもなかなかの雰囲気でした。決して高級ではないけれど、私達向きかな?
チェックインして荷物を置いたら、雨の中をすぐに市内観光へ。と言っても、目的はチャイナタウンです。
これが有名なケーブルカーの方向変換
ガイドブックには「人力で方向変換をする」と書かれていたけれど、うちのガイドブックは15年モノ。さすがにもうオートマティックになっているだろうと思っていたのですが、そういうものじゃないんですね、これは。
ホントにホントに人力だぁ
中華街の入り口
アヤシイお店がたくさん!空港で買った5ドルのエスプレッソカップ。全く同じモノが2ドルで売られていたりしました。made in Chinaだものね。正規ルートに乗る前に横流しか!?
フーはお友だち用に安いTシャツのお土産を買いあさっていました。ここで一つ小さな失敗。とあるレストランの呼び込みに立っていた中国人女性が「飲茶!(dim sum)」と叫ぶので、つい飲茶?と反応してしまいました。(大好きなのです)ところが英語を全く話さない人だったので、会話は成り立たず、とにかく飲茶$3.99と書かれた看板を指さして飲茶!と言うので、フラフラとそのレストランに入ってしまったのですよ。
ところが中は高級中華レストラン。飲茶の影さえありません。ウェイターに「飲茶って聞いたんだけど」と言うと、しぶしぶといった様子で、飲茶用別メニューを持ってきてくれました。メニューから選ぶのなんて飲茶じゃないじゃん!それも、3.99なんてほとんどなくて、みんな8ドル前後です。ああ失敗。それでもいくつか頼み、ずいぶん待たされて出てきた料理を食べてまたガッカリ。ま、こういうこともあるか。旅人はもう少し気を付けなくちゃいけませんね。
中華街を出る頃は完全に夜、スーパーマーケットに向かいました。翌日の朝食を手に入れるのだ!
さすがSF!ケーキが美味しそうです。うちの方と全然違う。
驚いたのはこの「シカゴピザ」。まるでケーキです。シカゴピザってせいぜい3センチくらいだと思ってたけど。
※シカゴ出身者に確認したところ、中にはこういうケーキみたいなシカゴピザもあるんだそうです
ごく普通のスーパーにSUSHIや漬け物、丼ものまで売ってるなんて!
おいしいものをたっぷり買い込んでほくほくとホテルに戻りました。
朝食は付いてないけど、ロビーを見下ろすライブラリーでコーヒーと
超ぬるい紅茶のサービスがありました。
サンフランシスコに着いただけで終わっちゃいましたね。次はUCバークレーの見学編の予定です。