先日、愛しのペトロフを調律してもらいました。
そこで衝撃の事実が発覚!
実はこの春あたりからなんとなく音に切れがないというか、響きが悪いというか、あまり気持ちの良い音が出ない、どころか弾いていて気分が滅入るような感覚があってどんどんピアノから気持ちが離れてきていたんです。ちょうど日本語の授業で忙しかったこともあって、目標の1日3時間なんて遠い過去のお話し、ずるずると3日に1度、1週間に1度、1ヶ月に数度、というくらいにピアノから遠ざかっていました。
なんでこんなにピアノを弾くのがイヤになっちゃったんだろう、と思っていたんですが、なんとなんと、調律のおにいさんが弦にサビを発見!それで音が極端に鈍くなっていたんです。彼が言うことには、玄関のドアに近いので、人が出入りするたびに外の湿気が入ってしまうのではないか、と。
「湿気は大敵だからね、ドアから離した方がいいかもしれないよ。もちろん、ぼくはピアノの職人だからピアノのことしか頭にないし、ピアノのことだけを考えてこんな勝手なこと言うんだけどさ。まあいろいろ都合があるだろうからそう簡単じゃないことはわかってるけど、とにかくピアノ屋からのアドバイスとして言わせてもらえばこのピアノに湿気はよくないよ。」
とのこと。
・・・・・ごめんなさい、おにいさん、それたぶんドアから人が出入りするせいじゃないです。だって、大きな声では言えないけれど、この夏中、ほとんど窓を開けっ放しにしてたんだもの。そんなこと言ったらピアノ可愛さに頭をかきむしるんじゃないかと思って言えませんでした。そうか、ペトロフには悪いことしちゃってたのね。
でも、やっぱりそこは日本育ちの日本人、晴れた日は窓開けたいですよねえ。洗濯物も布団も外に干せないけれど、窓ぐらいはせめて開けたいよー、日光取り込みたいよー、それも叶わぬ夢なのか~。
やはり楽器も生き物と同じ、その土地に適した構造になっているんでしょうね。東欧チェコからはるばる連れてこられたペトロフちゃん、もう少し大切にしてあげなくては、と思ったのでした。
とりあえずまだ初期の段階なので、予備のピアノ線を注文だけしておいて、今回のところは応急処置で事なきを得ました。今後の状況次第では弦交換だって・・・(涙)。
でも晴れてメンテナンスと調律を終えたペトロフちゃん、すっかり生まれ変わったようにまた美しい音色を響かせています。現金なものでこうなると時間がなくても気が付くとピアノの前に座ってる。そして、私ってば案外音に敏感なのね~(だったら異常に気付け!>自分)と自分に酔ったりしながら今日もバラ1の楽譜を広げるのでした。
通称バラ1 ショパンの作品23番、バラード1番、譜読みを始めて早2年ですが、まあ一生かかってゆっくり仕上げるつもりなのでのんびりやってます。でもそんなある日とんでもない大発見。
いつもよりゆっくりと弾き込み練習をしていたら、なんと!左手序盤で思いっきり間違ってるじゃないですか!
ガガーーン!
ほぼ完全にクセになってしまって治そうったってそう簡単に戻る状態ではありません(涙)。超ショック。タマギル悲鳴。もうだめだ~~~と思いつつ、なんとか悪いクセを治して新しいクセを付けるためにぽつぽつと練習始めました。
始めるとこれがもう気に入らないんです、自分の指が、手が、勝手なことばかりして!!元はと言えば、左手の5指が1オクターブ上で5指に跳ぶのを嫌がって勝手に楽なところに音を作っちゃったのが原因らしいんですが、一度ついた悪いクセが直らないこと直らないこと。
気が付いたら狂ったようにそこだけ練習していました。本人は自業自得だけど聞かされている家族はたまりません。お気の毒。気が付くと1時間半、6小節に1時間半です。
この話をLiLAさんにしたら、「6小節で10秒として,一分で6回.1時間半だと6×90=540回」と試算してくださいましたが、実際、10秒なんかではとても終わらないもたもたから始めたので、平均して1分間に4回ってとこでしょう。それでも360回ですか。
今までの2年間での通算弾き通し回数が200回未満というあたりだと思うので、この部分だけは間違った練習回数の倍ちかく、正しい音での練習ができたということですね。偏執狂的な集中練習の甲斐あって、この部分の間違ったクセはとりあえず抜けたばかりかここだけ暗譜のオマケがつきました。
郵便ポストが赤いのよりも当然な事実ですが、やっぱり練習には回数が必要なんだ、と当たり前すぎることをまた再認識した惑いっぱなしの今日この頃。
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このページ最後の6小節です。こうしてみると簡単そうなんだけどねえ。
犬たちにも騒音で迷惑かけたけど、文句も言わずお利口でした。
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「触らぬ神にたたりなし…つーの?」
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/5e/77ce5d0cde8b7595cf864ba1fa05e69e.png)
25個のパッド全交換と他の調整で見積は8万円。
ま、1度交換すれば10年くらい保つし、ペトロフ同様にお金の掛け甲斐のある楽器だからサクッと修理依頼しちゃいました。
毎日6小節づつ1時間練習すれば,2ヶ月くらいで完璧に暗譜できそうです.
ところでこの楽譜,僕の持ってるのとは随分違ってます.音は違いませんが,アーティキュレーションとか音符の長さ.
ペトロフさん、とっても素敵なピアノですね~。
いつかTAMAさんの演奏聞いてみたいです♪
ところで、我が家の息子ちゃんはバイオリンを習っているのですが、昨日三男(小5)のレッスンで「そろそろ買い換えましょうかね~♪」と恐ろしいお言葉。
次男は中3なのでレッスン休業しているのですが、次男が使っていたのは、長男が幼稚園の頃30の手習いで私が始めた時に買ったおもちゃに毛が生えた代物。
20万円くらいだったかな~。
長男が中1で今の先生についた時にはそれで納得していただいていたのですが、今回は「あれはあんまり音がよくないからね~。」と。
で、いかほど・・・??と恐る恐る聞いてみると、やっぱ100万くらい出さないといい音でないとのこと。
はぁ~~。。。。。
私にしたら、たかだか子供のお稽古程度なんですけど~!!って言いたいのですが、いやはや・・・。
三男はサッカー少年で、毎日毎日学校のチームとクラブチーム、そして週に1回GKの練習会に通っているので、ホント、バイオリンはいつまで続けられるかなぁ・・・と思っているところなんですよ。
そんな中100万円はどんなもんかなぁ・・・と、今ドキドキ動悸が激しくなりながら思案中なんです。(^^;)
ペトロフさんと比べたらホント、お安いものなんですが、我が家にとっては悩みどころ。
元々「我が子がバイオリン~??」なんて思っていた田舎者の主人にはまだ言えないでいます(笑)
今までのバイオリンもばあば(私の母)が買ってくれることが多かったので、「またばあばの出番か~??」と私が言うと三男は「ばあばに悪いよ・・・。いい機会だから辞める??(笑)」ですって。
サッカーにしてもバイオリンにしても、それでご飯食べられるとは思っていないので、そこそこにしておきたい母なんです。
まぁそのうち、路上でリフティングしながらバイオリンでも弾けば、小銭稼ぎくらいは出来るんじゃないかな~と。
『芸は身をたすく』って言うじゃないですか~!(笑)
ピアノは小6で辞めたからもう弾けないっす。
芸大の頃に彼女に教えてもらったけどやっぱりうまくならなかった…過去に戻れるならあの頃の自分をどつきまわしてでも教室に連れてくだろうな。
後悔してます。続けときゃよかった。
今はその当時の彼女の影響でフルートを良く聞いてます。←吹いてるわけじゃない(爆)
うちの居候犬、ピアノ弾いたらきゃんきゃん吠えるんかな…
楽器にお金を惜しんじゃいけないのはわかっていても先立つものがないと辛いです~。
書道はピアノよりもチカラワザが効かなさそうな気がしますよね。自分のクセだけに当たり散らすわけにもいかず(笑)。
はい、そのとおりです。2度目のレを何故か勝手にソに脳内変換したまま弾き込んでいました。気付いたときのショック、「気付かなければよかった」半分「気付いて良かった」半分。複雑でした。
そうそう、この後の陶酔メロディは思い切り勘違いはいっちゃいそうです。(というか入ってますね)ショパン様~という感じです。
ところで、この楽譜やっぱり問題多いのかもしれません。音符のミスもあったし。日本のように、「じゃ、今日にでもちゃんとした楽譜買ってこよう」という気になれない遠さなんですよね、最寄りの楽譜屋さんが(涙)。
サッカーとバイオリンのできる男の子なんてめっちゃくちゃカッコイイじゃないですかぁ!
それにしても100万円ですか…私、実は弦楽器のこと全然わからないのですが、それでもどうやら日本で買うとすごく高いんじゃないかという気がするんです。去年一時帰国したとき、ちょっと楽器屋さんで見た程度なんですが、もしかしてこっちで買ったら同じグレードのがずっと安いのでは…と思いました。
だって100万円(ten thousand dollarsですよねー)の楽器なんか勧められるのは音大生とか海外遠征までするようなレベルの子たちなんです。
うちなんかその半額くらいかな、今借りてるのが。
えっと、以前レンタルのことを記事にしたんですが
http://sky.ap.teacup.com/loveland/628.html
このレベル6でも買い取り1800ドルだとのこと。安いですよね。もちろん、私自身が全然詳しくないのでどういうレベルの楽器なのかはわからないんですが…。
で、ペトロフですが、実はこれも日本価格の半額近かったです。輸送費がだいぶかかっちゃうのかな?
えっ!?芸大ご出身なんですか!?
私も実はピアノを習ったのは中1まで。しかも先生が替わってからの3年ほどはほとんど進歩しませんでした。先生選びって重要ですね。
ソナタ程度まで進んでいればあとは独学でなんとかなると思いますよー(趣味で弾くぶんには)。
うちの犬たちは騒音が好きなのか、ピアノを弾き始めるとそばにきてよっこらしょと座ります。悲鳴を上げるのはインコたちです。