第48話 縦方
県決勝中堅戦。
卓を囲むのはこの4人。
湯町中1年、稲村杏果。
比礼振中3年、竹重佳代。
姫原中3年、斎藤美佐伎。
菰沢中3年、楫野結衣。
中堅は杏果さんを除いて全員3年生か。
席順は起家から、竹重、杏果さん、美佐伎ちゃん、楫野さんとなった。
東1局 親:竹重佳代 ドラ:
現在の点数状況は上記の通り。
★マークはトップ獲得回数かな?
杏果さんの予想に反し、親の竹重は国士を狙わず、を一鳴きした。
国士狙いは配牌で11種あれば有利、10種は微妙、9種なら九種九牌で流した方が得らしいね。
8種9牌からオリを前提に国士に向かったら、本当に和了れちゃったという事は確かにあるけれど。
更に竹重は、ここから混一色を見切って打。
僕なら打で混一色の目も残すけど、この局はあくまで速度重視か。
その後、竹重は萬子を鳴き、連風牌単騎をツモって、発のみ点パネ700オールで連荘。
「和了れぬ5800より和了れる2100」とは正にその通り。
東1局1本場 親:竹重佳代 ドラ:
この局は、竹重と美佐伎ちゃんの鳴き合戦。
制したのは美佐伎ちゃん。
白中ドラ1、3900は4200で親落とし。
を鳴いての切り、三元役を見切ってを釣り出す手法は実践的だね。
これでが被ってしまうと悲しくなるけど(笑)。
「総合得点で大きく離された学校は親番以外では高い手を狙う――
そんなイージーな読みで楽はさせませんよ」
美佐伎ちゃん可愛い。
東2局 親:稲村杏果 ドラ:
東2局は、杏果さんの親番。
杏果さんの手は、牌をタテに重ねながらチャンタ方向に伸びていく。
タテとヨコは僕もたまに混乱するな。
お~、ポプ麻先輩の説明、分かり易い。
杏果さんは次巡ツモ。さて何を切る?
……って、ここから純チャンを捨てる理由がないから打だね。
この後、杏果さんは、とツモってリーチ。
それを受けての楫野さんの手牌だけど……ナニコレ?
は完全に遊び牌だし、河にはが切れてしまっている。
次ページの「1向聴を維持」というセリフとも矛盾するから、作画ミスだろうね。
楫野さんに当たり牌を止められたものの、杏果さんは自分でをツモ和了り。
ツモ ドラ
リーヅモ純全で4000オール。
この和了りで杏果さんは他校を引き離し、単独トップに立った。
一方、この和了りを見た楫野さんの反応。
「ああ… 擂り潰したい………」
何この人!?
怖っ!!(笑)
東2局1本場 親:稲村杏果 ドラ:
何を隠そう、楫野さんも杏果さんと同じ、手がタテに伸びるタイプの打ち手。
ただし、杏果さんが「刻子」だとすれば、楫野さんは「対子」。
ツモ ドラ
この局、楫野さんはリーヅモ七対ドラドラの3100・6100を和了り、あっさりとトップ逆転。
更に次局も、
単騎のダマ七対6400点で、楫野さんはリードを広げる。
この楫野さんの能力は、杏果さんにとっては相性最悪。
同じ牌を欲した場合、楫野さんは2枚で和了れるが、杏果さんは3枚揃えないと和了れない。
この局もが持ち持ちになり、杏果さんは楫野さんに一方的に和了られてしまった。
東4局、対々のみの700・1300で楫野さんの親を流した杏果さんだったが、
ツモ ドラ
南1局、楫野さんは、今度は七対子ではなく一盃口で和了。
メンピンツモ一盃ドラドラで3000・6000。
閑無ちゃんからバトンを託された杏果さんだったが、まさかの完敗。
iPSブーストで閑無ちゃんの仇を討つものだと思っていたので驚いた。
とゆーか、これ、もう詰んでないか?
はやりんがトップを取ったとしても、大将戦は野津部長対ちひ。
ちひの実力が評判通りなら、野津部長にどうにか出来る相手じゃないよなぁ。
まぁ、麻雀だから、3対1で闘牌えばちひを抑えられるかも知れないけど。
もっとも、慕を大将にしていたら、この中堅戦で敗退していた可能性が高いのか。
その意味では、今のオーダーで良かった…のか?
次回掲載は、次の9月25日発売号。
なお、次回はセンターカラーだそうだ。
県決勝中堅戦。
卓を囲むのはこの4人。
湯町中1年、稲村杏果。
比礼振中3年、竹重佳代。
姫原中3年、斎藤美佐伎。
菰沢中3年、楫野結衣。
中堅は杏果さんを除いて全員3年生か。
席順は起家から、竹重、杏果さん、美佐伎ちゃん、楫野さんとなった。
東1局 親:竹重佳代 ドラ:
現在の点数状況は上記の通り。
★マークはトップ獲得回数かな?
杏果さんの予想に反し、親の竹重は国士を狙わず、を一鳴きした。
国士狙いは配牌で11種あれば有利、10種は微妙、9種なら九種九牌で流した方が得らしいね。
8種9牌からオリを前提に国士に向かったら、本当に和了れちゃったという事は確かにあるけれど。
更に竹重は、ここから混一色を見切って打。
僕なら打で混一色の目も残すけど、この局はあくまで速度重視か。
その後、竹重は萬子を鳴き、連風牌単騎をツモって、発のみ点パネ700オールで連荘。
「和了れぬ5800より和了れる2100」とは正にその通り。
東1局1本場 親:竹重佳代 ドラ:
この局は、竹重と美佐伎ちゃんの鳴き合戦。
制したのは美佐伎ちゃん。
白中ドラ1、3900は4200で親落とし。
を鳴いての切り、三元役を見切ってを釣り出す手法は実践的だね。
これでが被ってしまうと悲しくなるけど(笑)。
「総合得点で大きく離された学校は親番以外では高い手を狙う――
そんなイージーな読みで楽はさせませんよ」
美佐伎ちゃん可愛い。
東2局 親:稲村杏果 ドラ:
東2局は、杏果さんの親番。
杏果さんの手は、牌をタテに重ねながらチャンタ方向に伸びていく。
タテとヨコは僕もたまに混乱するな。
お~、ポプ麻先輩の説明、分かり易い。
杏果さんは次巡ツモ。さて何を切る?
……って、ここから純チャンを捨てる理由がないから打だね。
この後、杏果さんは、とツモってリーチ。
それを受けての楫野さんの手牌だけど……ナニコレ?
は完全に遊び牌だし、河にはが切れてしまっている。
次ページの「1向聴を維持」というセリフとも矛盾するから、作画ミスだろうね。
楫野さんに当たり牌を止められたものの、杏果さんは自分でをツモ和了り。
ツモ ドラ
リーヅモ純全で4000オール。
この和了りで杏果さんは他校を引き離し、単独トップに立った。
一方、この和了りを見た楫野さんの反応。
「ああ… 擂り潰したい………」
何この人!?
怖っ!!(笑)
東2局1本場 親:稲村杏果 ドラ:
何を隠そう、楫野さんも杏果さんと同じ、手がタテに伸びるタイプの打ち手。
ただし、杏果さんが「刻子」だとすれば、楫野さんは「対子」。
ツモ ドラ
この局、楫野さんはリーヅモ七対ドラドラの3100・6100を和了り、あっさりとトップ逆転。
更に次局も、
単騎のダマ七対6400点で、楫野さんはリードを広げる。
この楫野さんの能力は、杏果さんにとっては相性最悪。
同じ牌を欲した場合、楫野さんは2枚で和了れるが、杏果さんは3枚揃えないと和了れない。
この局もが持ち持ちになり、杏果さんは楫野さんに一方的に和了られてしまった。
東4局、対々のみの700・1300で楫野さんの親を流した杏果さんだったが、
ツモ ドラ
南1局、楫野さんは、今度は七対子ではなく一盃口で和了。
メンピンツモ一盃ドラドラで3000・6000。
閑無ちゃんからバトンを託された杏果さんだったが、まさかの完敗。
iPSブーストで閑無ちゃんの仇を討つものだと思っていたので驚いた。
とゆーか、これ、もう詰んでないか?
はやりんがトップを取ったとしても、大将戦は野津部長対ちひ。
ちひの実力が評判通りなら、野津部長にどうにか出来る相手じゃないよなぁ。
まぁ、麻雀だから、3対1で闘牌えばちひを抑えられるかも知れないけど。
もっとも、慕を大将にしていたら、この中堅戦で敗退していた可能性が高いのか。
その意味では、今のオーダーで良かった…のか?
次回掲載は、次の9月25日発売号。
なお、次回はセンターカラーだそうだ。
慕を先鋒以外へ回すと、代わりに先鋒が行長さんにやられそうなのが痛し痒しですね。
慕以外の1年生組と行長さんを比較すると、
・閑無ちゃん:理解力や絞る技術など様々な面で劣る
・杏果さん:平均打点で上を行かれ、引っかけにも無スジ切られる
・はやりん:高打点で押しまくる相手が苦手
…という厳しさ。
さらに慕の方も、先鋒戦では寺戸・石原コンビが踏ん張っていたおかげで遠慮なくツモれた面もあり、格差が大きすぎる卓では「風越0点」のごとくツモれなくなる危険性も…
その点では現状が最善のオーダーで、これで勝てないなら無念ながら実力不足。
杏果さんが「今は」と思ったとおり、将来のリベンジに期待!
市大会で実際和了ってたし…
慕を大将にしておけば漫画的にチャンスを残して大将戦まで引っ張るだろうし
チヒを倒すこともあり得たかもしれないが…
いけるよ
千尋1人が図抜けてる大将卓では曖奈さんの時と同じ結果にしかならないと思う
慕を大将に置いたら、はやりん以外3敗で大将まで回らずに終わりそう
というか中学編でモブ以外に勝ったのは今回が初めて
回想や前話を見るにユズは菰沢の守られ系ヒロインっぽいし…
でも仇討ちブーストは杏果さんも同じだったからなあ…
やはり、慕以外は素の実力で劣るのが厳しい