来年の平昌五輪の出場枠に直結するフィギュア世界選手権がいよいよ開幕、昨日女子のSPが開催された。その結果は・・・きわめて順当にして日本選手もまずまずというのが小生の評価である。
結果については、ご存じのとおり。ロシアのメドベージェワがトップ(トップ写真)、続いてカナダのオズモンド、デールマンと続き、日本勢では、樋口新葉の9位が最高、本郷が12位、三原が15位となった。
早速、新聞等では日本三枠確保に暗雲と見出しをつけたが・・・
三原はミスも多く、本来の出来ではなかったものの、現状の世界でのレベルから行けば、ほぼ順当な結果というべきだろう。
ときに相変わらずへそ曲がりで、へんてこりんな小生の視線、この見出しにはイラッときた。
メドベジェワ首位はともかく、「本郷は出遅れる」という表現にだ。本郷にケチをつけるつもりはないし、むしろ頑張っているがそもそも宮原欠場の繰り上げ出場となれば、メインで取り上げるのは酷。
問題は、正規の選手について見出しで述べていないことだ。特に樋口はなぜマスコミが紹介しないかが不思議なくらいで、全日本でもここ三年連続で表彰台に乗っている。
だが、その樋口が快心の演技をしてようやく9位、これが今の日本のレベルだということだ。今回のメドベジェワの得点はとんでもないもので、バンクーバーのキムヨナなんかも遠くおよばないもの。採点基準の変化はあるものの、どうしてこの点になるかという点で、日本は出遅れていないか・・・と。
日本選手が劣っているというより、得点を取る演技を目指すべきだといいたいわけで・・・
ついでに言うと、戦前から三枠は「仮に宮原が出ていたとしても」厳しいと言っていた小生としては、悪い予想が当たった形。なんとか二枠は取れると思うが・・・
次にマスコミの論調は、「宮原が出ていれば」という言い訳に終始することが予想される。しつこいが、宮原がこの現状の採点水準で、表彰台に立つのは無理だ。
世界はコンテンツでなく加点での勝負に入っているからで、採点の甘い全日本選手権ですら、ジャンプ加点のつきにくい宮原では70点台にはなかなかいかない。
すると仮に宮原が5位として、樋口が9位となると・・・やはり三枠は不可ということになる。今まで三枠が取れていたのはすごいことだったのだ。
ときにもうひとつ、またまたフジテレビがやらかしてくれた。
フジテレビの中継手法にブーイング 三原を生中継せず、男子滑走順抽選は生中継
三原の演技をLIVE放送せず、男子の滑走順抽選を優先したのだ。まあ、もはや見るに値しない番組センスのフジテレビだが、相変わらずわかってない。
またこんなレベルのスポーツマスコミが、日本のスポーツをゆがめているということにも気付いてほしいものだ。
とはいえ、樋口・本郷・三原のフリーには期待したい。がんばれ新葉、舞依・・・って、あれれ・・・誰か抜けてないか(汗)
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