安全地帯って、最近見ないなあ・・・といっても、トップ写真の方でなく、大きな道路の横断歩道の途中に設置された中継ポイントだ。
田舎育ちの小生、今でも街中には信号など皆無で、安全地帯どころか・・・だが、小生にとっては、安全地帯というのは都会の象徴だった。
父親が静岡の支社に出かけるとき、たまに連れて行ってもらったりしていたが、静岡市の道は広く、横断歩道を渡り切れないときのために、それはあった。
記憶のかなたでは、安全地帯の前後には、頑丈なコンクリートの壁があった。そこで一休みすると、なんかとてつもない安心感があった。
それが思えば東京に移り住んでから長くなるが、気が付けば安全地帯ってないよなあ・・・と。今は、大きな道の真ん中にはまずない・・・
それから意識して見たら、交差点の端近くにあったりした。この件で、画像検索していたら、市電・都電のそれが出てきた。
厳密には安全地帯というより、駅のホームみたいなものだが・・・そこでハッと気付いた。かつて都電がたくさんあった時は、大きな道の真ん中を都電が走っていた。
今唯一東京に残っている都電荒川線は、小生王子にいた折、よく利用していた。
そこは道であり、一方で線路であり、道路の中央を占拠しているから、安全地帯の存在はマストだったのかも知れない。ところが、それがなくなった今、その存在はただ単に車が走りにくくなる存在以外の何物でもなくなったという・・・
今でも地方都市で、市電が現役のところは少なくない。こうしたところでは、安全地帯は今後も現役なんだろうかと。
小生にとっての安全地帯は、ある種ノスタルジックな象徴ということになっている。
って、トップ写真は何のため・・・(苦笑)
コメントありがとうございます。確かにそうでしたね。会社の会議の時に、灰皿を並べるのも普通でしたね。