本郷理華GP初優勝で、世代交代に光?

フィギュアスケートGPシリーズロシア大会で、本郷理華が初優勝した。フィギュアスケートに興味のある人ならともかく、それほどでもない人だと本郷って誰? って感じか。

本郷、急成長で快挙＝日本女子に新星―ロシア杯フィギュア(時事通信) - goo ニュース


　ちょっと今スケ連が推している宮原と違い、これまでマスコミにはあまり出ていなかった感じもあるが、昨年の全日本でも活躍していて、将来を嘱望されていた。
　小生自身は国体の演技を生で見て、おおって感じで注目していた。身長も高く、手足が長いスリムなスタイルはこれまでの日本人には少ないスタイル。

　ハイテクなジャンプをポンポン飛んでいくタイプは、ヤングジェネレーションの典型。一方で昨年の印象は、ダイナミックな演技は男性的で、今井遥あたりの優美な演技とは対極にある感じだった。
　ちゃんと見ているわけではないが、今回のFSのカルメンなんかは、そんな彼女には合っている曲かも知れない。

　前にも書いたが、今年の女子は世代交代の峠で、世界選手権の三枠を取れるかどうかかなり厳しい状況だ。
　全日本選手権前に勝手な予想をするのもどうかであるが、スケ連的には村上・宮原は決まりで、もう一人に今井、大庭、本郷あたりから・・・というのが既定路線か。

　今回の優勝で本郷がグッと候補の最右翼に上がってきたという感じか。
　優雅な演技に魅かれる小生的には今井の活躍を期待したいところだが、流れはむしろ弱含みか・・・って。

　とはいえ、以前の記事にも書いているとおり、今の女子３人で世界選手権の三枠を取るのに、かなり難しいことに変わりはない。
　伸びしろでいうと、本郷のそれには期待が大きい。逆に、今年は庄司が全日本に出られないという状況である。

　かつてジュニアのエースだった庄司の伸び悩みは、庄司ファンとしては残念だが、次の世代の優美派として期待している小生である。
　いずれにしろ、今年の全日本がどんなことになるか・・・ちょっと楽しみである。って、まだ一か月以上先かあ。