アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

柳の家の三人会

2013-04-25 06:00:30 | 落語
さて、いつものようにごひいき市馬と、お気に入りの花緑それに喬太郎という人気・実力兼ね備えた三人会、「柳の家の三人会」という会が中野ゼロで行われたので出かけてきた。

 この会場は大小の二つがあり、落語会では主に小ホールを使用することが多いのだが、何しろそこは主催が夢空間。1200名以上入るホールを使ったが、やはり落語会には・・・
 まあ、ともあれ開演である。開口一番は市助、この日は「たらちね」だった。以前市馬で聞いた形でやっているのはわかったが・・・


 そして続いて花緑の登場。いつものように若旦那のマクラから入り、始めたのが「二階ぞめき」。この噺、花緑は時々掛けているが、生では久しぶりかな・・・
 例によってちょっとオーバーな仕立てだが、クサくならないところで止めるところはさすがって・・・ライトセーバーにはやられてしまったが(汗)

 中入り後は喬太郎が登場。東横線の駅などをいじる喬太郎流のマクラに完璧にやられてしまった。この辺のセンスはならでは・・・だ。
 そして始めたネタは、新作の「同棲したい」だった。この噺は、喬太郎の新作らしいもの。実際に喬太郎と同じ世代の小生にはツボにハマる。

 そしてトリは、市馬の登場。何を始めるかと思えば「黄金餅」だった。市馬では初めてだが、談志のそれと比べるときれいだ。
 志ん生で有名になった山崎町から麻布へのルートのくだりはややトチッたが、すぐに持ち直したし、談志のそれにある「金のためなら人はそこまでやる」っていう執念めいた凄みはあえて出していないんだろうなあ・・・って。

 もちろん、全体のまとまり感もよく、物語としてはこちらの方がいいと思った。きっと、談志ファンからすれば、こんなのは黄金餅じゃないって言いそうだが・・・
 かくして、満足して帰路についた小生だが、この日の三人が対照的でなかなか興味深かったなあと・・・

 個人的には好き嫌いの激しい喬太郎も小生好きだし、花緑の空気も好きだ。そしてやはり、市馬の持つ大きな空気・・・
 柳家おそるべしである。
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