アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

高円寺HACOで菊之丞忘年会

2024-12-15 06:00:00 | 落語

お気に入りの噺家さんの「菊之丞 忘年会」という会が高円寺であったので出かけてきた。おそらく今年最後の落語会になる。

 

 会場は以前何度か出かけたことのあるHACOだ。狭い会場だが、人気の噺家さんだけに当然のように満席。

 さて開演だ・・・開口一番は林家たたみ。三平師のお弟子さんという。狭い高座に大きな身体で大変そうだが、着物の着方も緩い・・・

 

 始めたのが「子ほめ」だが・・・途中でプチ絶句するなど、イマイチな感じ。まあこれからの精進に期待しよう。

 そして菊之丞の登場。神様の話でマクラを振りながら・・・とくれば、きた「死神」だ。この噺はサゲの形もいくつかあり、どんなパターンになるかも楽しみだが・・・

 

 途中の演出もちょっと工夫があり、それがクライマックスにつながっていく仕込みになる。大店のお金を積まれるところは、工夫がまさに映えてくる。

 そしてサゲにつながるところも新しい演出があり・・・最後の消えるシーンは死神に消されるパターンだった。

 

 全体に菊之丞らしい軽快さもあり、重くなりすぎないところはさすがと・・・ここで中入り・・・

 再開後、ふたたび菊之丞の登場。今度は・・・お道楽の話から・・・で、始めたのが、おっ、「芝浜」だ。この季節のお約束ネタではあるが、聞きすぎてもいる。

 

 菊之丞の芝浜は初めてたが・・・さてさて・・・うん軽快だ。よぶんな演出もなく、それでいて、刺身をお客さんに食べさせるシーンなど、ならではのシーンもあっていいぞ。

 何よりクライマックスの大晦日のシーンが明るい。ともすれば、力が入りすぎて重くなったり、お涙頂戴の臭さが出たりするんだが、それがない。

 

 ほどよい重さと、明るめの演出で大満足である。

 そしてここから、お楽しみの打ち上げだ。菊之丞師を囲んでの楽しい打ち上げ・・・いいお酒もたくさん登場し、大満足・・・とかなり遅くなってしまったぞ。いい気分で、帰路についたことはいうまでもない。

 

 やっぱり菊之丞はいいなあ・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 恒例、先生の絵画展 | トップ | 日乃家のカツカレー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

落語」カテゴリの最新記事