花鳥の郷をつくる会 ミツバツツジとササユリの郷

花鳥の郷の季節の風景やイベントのお知らせ。郷つくりの様子も発信し、花鳥の郷への理解や関心を持ってもらう。

第2回作業 好天に恵まれ実施   池取水口の土砂揚げ・階段作り  2016年10月16日(日)

2016-10-18 22:57:55 | 日記
16日、この秋一番の好天のもと2回目の作業を実施しました。
秋のお祭り日で麓からは太鼓の響きが聞こえていました。
作業は、池周りの草刈りと池への導水路に溜まった砂の除去、遊歩道の階段補修。
  


 
何度もの台風による大雨で導水路に土砂があふれ、もう少しで池に土砂が流れ込む寸前。スコップとジョレンで砂をすくい上げ上げ、林内車で土砂置き場に運び込みます。泥まみれ、汗まみれの大仕事。でも約1時間の作業ですっかり整備完了です。
   

午後は各所で崩れている階段の整備方法の研修。
山土とセメントを8対1程度の割合で混ぜたものを土嚢に詰めて、二つずつ階段に並べて積み上げていく工法です。
今日はセメント不足で二段つくったところで終了。次回からこの工法で傷んだ階段を修理していきます。
   

11月の作業日は8日(火)20日(日)です。多くの人手が必要です。
参加をお待ちしています。


                             投稿:花鳥の郷をつくる会事務局長・橋本洋一

秋の野草のすばらしさを満喫、  第1回野草観察会  2016年10月9日(日)実施

2016-10-18 22:06:13 | 日記
雨の心配ばかりしていましたが、「午後から晴れ」の予報を信じて決行。
予想判断の通り、天気は回復傾向。
結果は、心いくまで観察を楽しめました。

木津川市植物同好会の講師先生4人、参加者7人の計11人での催行となりました。野草観察の楽しみ方、村の野草の特徴をガイダンスしていただき、10時半には南山城小学校下・メダカの学校横に到着。

いきなりサワヒヨドリとスイラン、キセルアザミの群落に遭遇。講師先生から「車を降りてすぐの所にこれだけ多くの湿地帯の野草が見られるなんて村は自然が豊かな証拠。」「ここにはサギソウやトキソウ、イシモチソウの群落もあったのですよ。」と解説を受け、絶滅危惧種が多いことを教えてもらいました。
質問が相次ぎ、ここだけで一時間半が経過。皆さん観察の面白さに引き込まれた様子。

キセルアザミの群落
イシモチソウ

  
奥田地区への道でも次から次にと珍しい野草を紹介していただきました。
道中はアケビ、シバグリ、ムカゴ、ガマズミ、グミ、ナツハゼの実もいっぱい。
皆さん、説明はどこへやら秋の味覚の確保に夢中。収穫も多かったようです。

コバノガマズミの実 


ノコンギク
  

ミゾソバの群落

          
 講師の名解説に聞き入る



    
クライマックスは崖崩れ下の湿地での観察。ミミカキグサ、ホザキノミミカキグサ、コモウセンゴケ等が群生していました。
ミミカキグサの小さな葉っぱ、養分採取のための捕虫嚢のしくみにはその知恵のすごさに感心させられました。
 ここは、夏にハッチョウトンボの棲息を確認した場所です。
 これらの希少生物をなんとしても守っていきたいものです。

ミミカキグサの群落


 
人間の一時的な経済欲望のために、何百万年も繋いできた自然の生命を簡単に壊して良いはずはありません。そんなことを教えられた観察会でした。
 

春も夏もやってぇ~
 皆さん声をそろえて「良かったぁー」との感想でした。植物同好会の先生方有り難うございました。来年は春や夏の観察会もぜひやりましょう。


                   投稿;花鳥の郷をつくる会事務局長・橋本洋一