軽井沢駅まで輪行し、まずは1000メートル林道を目指します。1000メートル林道というのは軽井沢~小諸間を結ぶ道で、並行する国道18号よりも走りやすいらしいです。

駅を出てすぐ、正面に浅間山。

程なく1000メートル林道に入ります。林道といっても路面は悪くないし信号も少ないのでなかなか快適。点在する別荘が軽井沢感というか避暑地感を醸し出しています。

車坂峠への登坂が始まると一気に道が傾きました。道中のほとんどは10%前後の傾斜が続く厳しい坂です。15%オーバーの超激坂は無いですけど、8%以下の緩斜面もほとんど無い、という感じ。

標高1600mを越えたあたりから樹木がまばらになって視界が開けてきます。

峠近くになると一気に絶景が広がります。正面に見えるのは佐久と小諸の市街地。あそこからここまで登ってきた、と思うとやはり達成感がありますね。
しかし。この周辺(高峰高原)は紅葉が見頃、とYahoo紅葉情報に書いてたので期待していたのですが、赤くも黄色くもありません。いったいどうしたことでしょう。

峠にはビジターセンターがあり、そこでシチューセットを食ってみました。1300円とちょっとお高いですが、味はなかなかのもの。それに、まだ11時前なのにオープンしているのもありがたかったです。
店の人に紅葉の事を聞いてみたのですが、付近にはモミジは無いけどカラマツが多く、この時期は見事な黄葉が見られるそうです。だけど今年は天候のせいか、黄色くなる前に茶色くなってきて、ものすごくイマイチなんだとか。なんとまあ。

確かに峠周辺はカラマツだらけ。なるほど良く見れば黄色っぽいような。うーん、今日は空振りか。
さて、次はどこに行くか。北に抜ける道は未舗装らしく、そもそもそっちは先日走ったばかりの嬬恋村方面です。かといって折り返すのもつまらないので、西の地蔵峠を目指すことにしました。

ネットで知ってはいましたが、西に向かう道も未舗装道路が4kmほどあります。登り+砂利でまともに走れない区間もあり、押して歩くことも想定したほうがいいでしょう。


とはいえ、この区間も結構視界が開けていい眺めです。
この後、地蔵峠から県道94号で小諸市街に降り、佐久市を通って国道254号で内山峡を通って群馬県に入ることにしました。内山峡というのは初めて聞く名前でしたが、Yahoo紅葉情報に名前が挙がっていたので、今度こそ紅葉を拝みたいと思いまして。

しかし内山峡もこれといって紅葉は見られず。どーなっとるんじゃー!!!!いやまあ、景色自体はまずまずなのでいいんですけどね。

群馬県にはいると、橋が組み合わさった近代的な道になり、快適なダウンヒルが楽しめました。

途中で見えた荒船山。妙義山なんかもそうですが、群馬・長野県境はこういう荒々しい山が多いですよね。
下仁田まで降り切ったところで午後4時。当初の予定ではここから県道196号を北上し、妙義山を眺めつつ松井田に出る予定でしたが、もうすぐ暗くなりそうなので下仁田駅から上信電鉄で輪行することにしました。それに県道196号は妙義山の東側を通りますので、夕方は逆光になって妙義山はあんまりキレイに見えないだろうと気づいたのもあります。今度来る時は、午前中にここを通ることにしましょうか。

上信電鉄にははじめて乗るのですが、ローカル線感溢れる路線でした。でもねえ、車両や駅が古いのは味になるからいいけど、ICカードは導入したほうがいいと思うの。

高崎に着いたのは6時過ぎ、メシ時なのでまたまたはらっぱに突撃して来ました。前回の反省を生かして今日は大盛、なおかつ絵ヅラを重視してなにやらチーズ山盛りのヤツ(メニュー名忘れた)を選んでみました。美味しいけど、ものすごく体に悪そうな感覚がたまらない一品です。
目的の一つであった紅葉については完全に空振りの一日でしたが、天気に恵まれ絶景も拝めたので悪くは無かった、というところでしょうか。それに紅葉は伊豆や房総に行けば12月まで続きますから、まだまだチャンスはあろうというもの。来週晴れたらどこに行きましょうかね、浄土平かビーナスラインか、はたまた奥日光か。
