多摩川サイクリングロードの車窓から

ぼくのなつやすみ 1日目:高ボッチ高原



 世間はお盆休み、帰省や旅行で忙しくなる季節です。
 しかし今年のお盆休みの関東は天候がイマイチで、毎日が猛暑か雨天のどちらかという有様でした。どうしたものか・・・

 そうだ、乗鞍行こう。


 そう思い立ったは良いものの、乗鞍というのは首都圏から時間的に遠く、日帰りは不可能ではありませんが強行軍になります。
 せっかくの遠征でそんな慌ただしいのもイヤなので松本に前泊することにしたのですが、初日が移動だけというのももったいないので、松本の南東側にある高ボッチ高原に登ってみることにしました。
 松本側と諏訪湖側の両方の景色が楽しめるところで、「ゆるキャン△」に登場して知名度の上がった場所です。




 諏訪湖側から登って松本側に下りれば距離35km・獲得標高1000mくらいなので、初日にサクッと走るにはちょうどいいでしょう。

 そう思っていたのですが・・・





 特急あずさに乗って、降り立ったのは岡谷駅
 この時点で既に午後2時、輪行ライドとは思えないスタート時間ですが、今日はちょっとだけなのでこれで良いのです。

 それにしても暑いです。真昼間とは言え、ここは標高700mとそこそこ標高が高いのに32度くらいありました。しかしこれからどんどん涼しくなるはず!



 おいまじか。
 高ボッチへの登り口がこの有様でした。

 その場で市のサイトを見ると確かに通行止めとあり、復旧は来年以降とのこと。これは不覚と言わざるを得ません。

 いやーどうするかなーと少しその場で考えていたのですが、通れない以上どうしようもありません。とりあえず平地を通って松本に向かうことにしました。


 とはいえ幹線道路ばっかり通るのは面白くないので、東山山麓線という山の近くを走るルートを取ることにしました。
 塩尻から松本にかけての市街地の東側、少し高い所を走っているので見晴らしの良い道です。



 さて、当初の予定では高ボッチ高原からこの交差点に下りてくる予定でした。どうしよう?ここから登っちゃうか?

 標高差は800mくらいです。登って、少し見て回って、下るで多分2時間くらいでしょう。さらに松本市街地までは30分くらいのはず。
 今の時刻は午後3時20分ですから・・・行けるな。

 登り始めから9%くらいの結構な激坂でしたが、畑や民家などがあるおかげか路面や道路幅はそれなりでした。
 しかし崖の湯温泉を通り過ぎると様相が大きく変わります。



 後で調べてみると平均斜度が10%というかなりの激坂ルートでした。諏訪湖側から登るつもりだったんで、こっちのルートは調べてなかったんですよね。
 おまけに路面は狭いし荒れてるしで状態はお世辞にもよくありません。



 こういうルートは誰も来ないので走りやすいことが多いのですが、ここに関しては意外と交通量がありその都度気を使うことになりました。車よりはオートバイの方が多かったんで、その点は幸いでしたが。



 激坂にヒーコラ言いながら必死で登ってゆくと突然視界が開け、キャンプ場と駐車場があります。そこから眼下に見えるのは松本の市街地、その向こうには北アルプスの山々。


 そして少し歩くと、反対側の諏訪湖の景色を眺められます。晴れていれば富士山も見えるそうですが、今日は雲に邪魔されてしまいました。
 この景色は「ゆるキャン△」だけでなく「君の名は。」のモデルになったと言われており、聖地巡礼にも欠かせないスポットでしょう。

 どちらも夜景がさぞ奇麗だろうと思いますが、夜に自転車で来るのは無理でしょうね。登りはともかく、あの曲がりくねった激坂を夜間ダウンヒルは危険すぎて出来そうにありません。



 こうして長野遠征の初日は終わりましたが、初日から躓く羽目になってしまいました。
 想定以上に脚を使ってしまった感もあり、明日の乗鞍は大丈夫なんでしょうか。


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