いよいよ、手術当日。
まだ目覚めてほとんど時間も経っていない時から、看護師さん、手術で担当する先生や助手の先生、麻酔の先生などが次から次に来られます。
手術は2例目(2順目)なので、11時ごろからですよ。と。
朝食はヌキ。
手術前に手術で使う点滴の針を事前に刺す。というのがあるんですが、その針が意外と太くて刺されると痛い!!
あまりに痛がるので、ほかの場所、場所。。。と3か所もチャレンジされて結局手の甲に。。。
この間に、看護師さん2人でチャレンジしてます
最初っから手の甲にすればよかった。。。と。笑
そして手術用着、足にはむくみ防止のソックスを履かされました。
そしていよいよ手術室へ~
車いすの乗せられて、病室のナースステーション前で手術担当者に私を引き継ぎます。
申し送り?が終わると、手術助手の方が私を手術室へ連れて行きます。
手術後にはこの階の病室には戻りません。
なので、看護師さんが「もう会えないですけどがんばってくださいね~」と永遠の別れをしました
その後、手術室前で母に見送られて手術室内へ。。。
手術室のドアの中に、受付?みたいなところがありそこで氏名・生年月日・どちらの乳房を手術するのかの確認をされました。
私が「左です」と答えると、なぜか左手の甲に◎しるしを付けられました。
それから手術室へ行くんですが、いくつもの手術室の入口を通りすぎて意外と奥の方の手術室に入りました。
手術室に入るとすかさず手術助手の方が「手術室の感想はいかがですか?TVで見た感じ?」と気軽に話しかけていただいたんですが。。。
いかんせんコンタクト外すと何も見えなくて。。。
そのことを知っている主治医が手術室に入りながら「彼女はド近眼なので見えないのよ。」と笑ってらっしゃいました。
「そーなんですよね~。なーんも見えないんです。笑」
と、なんだかみんな笑いがあってその雰囲気のまま、車いすから2,3段の階段を上って手術台に寝かされ左手を真横に伸ばした状態で固定されました。
さーていよいよか~と思いつつ「右手はこうしてくださいね~」とかカチャカチャと音がしていたらストンと眠ってしまいました。。。
めっちゃ気持ちよく眠っていたところを。。。
「終わりましたよ~」と耳元での声で目を覚ましました。
「え~、めっちゃ気持ちいい夢みたなの見てたんですけど。。。」とボーっとしていると、
「無事に終わりましたよ、リンパ節も取らなかったからね~」と。
「痛くないですか~」とか言われながら、手術室を出ると母と義母が心配そうな顔をして待っていました。
「早かったね~」と母。
「今何時?」と私。
「え~もう話せるの?」と母。「2時半だよ」
「あっという間に時間が過ぎてるわ。」と私。
実は母も7年間に乳がんで全摘手術を受けています。
その際に私は立ち会いましたが、母が手術室から出てきたときには「うーん、うーん」と唸っていて話せる状態ではなかったのを知っています。
だからなお更、私が手術室から出てきた時にふつーに目を覚まして会話しているのが不思議だったようです
本来の病室に戻り、脚にはむくみ防止のポンプ、酸素吸入器、血圧計、心電図、尿道カテーテル、点滴を付けた状態で4時間ほど寝かされました。
なぜかその間、ムカムカと吐き気があって辛かったです
途中、主治医がいかがですか~と顔を出してくださいました。
傷口を見て、「大丈夫そうですね~」と。。。
手術した傷口は動かなければほとんど痛くはありませんでしたが、同じ体制で寝かされていたので腰が痛くなりました
4時間くらい脚のむくみ防止のポンプのせいで気になって寝ることができなくてボーっとしていたら、「じゃあ外しましょうね~」と看護師さん。
脚のポンプを外してもらったときの開放感は言い表せないくらいです
点滴以外のものは全て外しました。
「じゃあ立ってみましょう」!と、なかば強引に立たされました
特にフラフラすることもなく、立つことができました。
「じゃあ尿道カテーテルも外しますので、トイレは歩いて行って下さいね~」とな。
まあ、尿道カテーテルは気持ち悪いので外してもらうとありがたいんですが、そのためには立って歩いてトイレに行かなきゃいけなくなっちゃいました。
でも、相変わらずムカムカと吐き気は続きます。
夕食を「食事制限ないんで食べてください~」と看護師さんが持ってきてくださいましたが、見ただけで吐きそうだったので下げてもらいました。
しばらくして、ベットに座っていたら「元気そうじゃん」とダンナ訪ねてきた。。。
「いやいや、今まで寝てたんだよ。動くと傷口痛いんだよ」と。。
私も、数時間前に手術室から出てきた身。
ダンナも居てもしょうがない。。。と滞在時間数十分で帰って行きました
後はムカムカの吐き気と戦いながら寝てその晩を過ごしました。