手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

BMS 4540ND 顛末記 その5

2015年11月07日 23時10分03秒 | スピーカー


 昨夜は、いい感じが得られた 
構成は
 ・BMS 4540ND (高域 2Khz 以上)  クリスキットの強化版で駆動。低域はLC-NWをそのまま使う。
 ・中低域 DYNAUDIO 20W75 ~ 2Khz )  CRデバイダで Lowパスし、6384pp
 ・Sub ウーファー JBL GTO 1214 ( ~ 80Hz) YAMAHA PC1002
というもの。

今日は朝から出かけたので夕方から改めて音を聴いてみる。

20W75の能率は88-89dBくらいなので、球のアンプだと音量を上げると厳しいかなと
思ったが、問題なかった。
以前TL1601を低域に使っていた時は、400Hz位から3.5Khzくらいの範囲で20W75を使っていたが
その時は、今回のような音ではなかった。もっと密度の濃い、重い音だった気がする。


今回のは、非常に透明感があり、奥行きが見渡せ、定位がとても良い。
例えばこれまでだと シンバルの音の位置が動いたり、Vocalの声の出所が 音域によって
移動するような感じがあったが、それがない。音の繋がりが良くなったということだろう。
20W75 と BMS 4540NDの位置を近づけることが出来たのも良い結果となったのだろう。

で、次に20W75を駆動するアンプの違いを試してみた。

(1)金田式UHC-MOS(2SK2554)を普通にステレオとして使う。

  ・これまで聴き慣れた音。安定した音だ。低域は締まっているかな。 微妙に6384ppとは違う。
   好みと、聴く音楽のジャンルで評価は変わるのかも知れない。もっと時間が必要。


(2)金田式UHC-MOS(2SK2554)2台をBTLアダプタを使い モノラルアンプとして使う。
   これは、元々、TL1601を駆動するためにやっていた方法なので、音質よりも出力優先の
   使い方だ。

  ・音の方は、ちょっとくすんだ、重い感じになってしまった。今回はこの使い方は必要なさそうだ。

2時間ほど、金田式UHC-MOSで何枚かのCDを聴いてみた。

 ・Jazz piano トリオものは、実にいい。シンバルやスネアの音のキレがいい。
  ウッド・ベースも高い音から低い音へ移っても音像が揺れない。
 ・荒井由美 「ひこうき雲」を聴いてみる。昨日までとは違ってVocalがセンターにキュっと
  こじんまりした感じになった。声質もちょっと高い方のスペクトルが強く硬くなった感じだ。
  今まで、この部屋で出ていた音像とは違う。スタジオでモニターから出てくるのは
  こんな感じだろうかと思ってしまった。

 ・大瀧詠一の「Long Vacation」を聴くと、やっぱり同じ印象だ。細かい音の動きが見える。
  スネアとタムを同時に叩いているみたいな音とか、大瀧詠一のVocalが重ねて録音されて
  いる感じとか、エコーの量が変わるとこや、ミキサーのフェダーを動かした感じとかが
  聴き取れる。

 実に、スタジオ・モニター的な音だ。

 Subウーファーを鳴らすと音量的な量感は出るが、バスドラ、ベースの音の質感はちょっと
 レベル・ダウンかな。言葉で言うと ドン と言った感じで ズトッとかストッというように
 抜けのいい音は出てくれない。何というか、バス・ドラが床に置かれているのが分かる音、
 床が見える音が出て欲しいのだが、、、。
 これは、この構成だと欲張りだろうか。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。